海外赴任を機に持ち家を空き家にする場合の管理はどうする?

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転勤・出張
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前回、転勤を機に持ち家が空き家になる場合の管理方法についてご紹介しました。


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この時、空き家の管理方法の1つとして、定期的に自宅へ戻って掃除や通風・通水をおこなうこと等をご紹介しました。
この方法は、転勤先と自宅の往復の交通費がかかるくらいで、親戚や知人などだれかに頼む手間や謝礼金などは要りません。

しかし、転勤先が海外だった場合は、定期的に自宅へ戻って空き家を自己管理することはなかなか難しいものです。

今回は、海外赴任が決まった場合について、留守中の空き家管理について考えてみましょう。

01海外赴任が決まったら留守中の空き家はどう管理する?

海外赴任で自宅を空き家にする場合、大きな悩みとなるのが「留守中の自宅の管理をだれにお願いするのか」ということでしょう。
国内赴任であれば、最低でも月に1度自宅へ戻ってご自身で掃除や通風・通水をおこなうことができます。

一方で、海外赴任の場合は月に1度ですら難しいこともあります。
赴任先によっては、片道の所要時間が10時間以上かかることがあるかもしれません。

そのような場合には、帰国するだけでかなり時間もお金もかかってしまいます。
その手間を考えると、選択肢としては「近くに住んでいる親戚や知人に留守中の自宅管理をお願いして謝礼を支払う」か、「空き家管理を請け負う会社に留守中の自宅管理を依頼する」かの2択になるでしょう。

いずれの方法も、通う頻度と依頼する内容によって引き受ける側の負担が変わるため、相場を考慮しながら決めることをおすすめします。
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02海外赴任中に自宅を空き家のまま維持しておくことのメリット

海外赴任の期間中、自宅を引き払ったり、賃貸として貸し出したりといった選択肢がありますが、自宅を空き家として維持する場合には、以下のようなメリットがあります。

1.一時帰国や海外赴任期間終了後、スムーズに自宅へ戻ることができる
2.第三者に貸した場合に予測されるトラブルがないため、精神的に安心できる


1の場合、仕事の都合で年に数回帰国される方や、お子さんが通う学校の長期休暇に合わせて一時帰国される方などにメリットがある方法です。
どなたかに貸していると、一時帰国をしていても別の場所に寝泊まりしなくてはならず、その分の宿泊費も発生します。

しかし空き家であれば、帰国初日から自宅へ戻ることができるため、わざわざ別の宿泊先を探す手間も必要ありません。

また、一家で海外赴任先へ引っ越したものの、赴任先の暮らしになじめなかったご家族だけが先に帰国するケースや、予定より赴任期間が短縮されるケースもあります。
そうした場合も、自宅が空き家ならすぐに戻ることができますね。


そして2の場合は、例えば、賃借人よって家のどこかに傷をつけられたり、掃除があまりされておらず汚れがひどかったりというトラブルを回避することができます。
インターネット上では「海外赴任中に自宅を賃貸にしていたら、思った以上に汚れや傷みがひどかった」という報告も散見されます。

また、「賃貸借の契約期間は○年間」と決めていたにも関わらず、いざ帰国の目途が立って退去をお願いすると、「この家が気に入ったから出て行きたくない」と言われてしまった例もあるようです。


もちろん、賃貸を選ぶと必ず上記のトラブルが起きるとは限りませんし、留守中に賃貸に出すことで家賃収入を得ることができるため、自然と家を管理してもらえるメリットもあります。
ただ、思い入れのある持ち家での無用なトラブルを避けるためには、思い切って空き家にする方法を選ぶことも1つの手段です。
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03海外赴任中、留守中の空き家に家具や家電は置いていく?

海外赴任をきっかけに、自宅を空き家にすることでもう1つ悩みどころとなるのが、家具や家電をどうするのかということです。
国内赴任であれば、ある程度は引っ越し先に持って行くことができますが、海外ともなると全ての家具・家電を現地へ持って行くことはなかなかできません。
そのため、海外赴任中の家具・家電については、以下の選択肢があります。

1.空き家にそのまま置いておく
2.必要最低限の物以外は全て処分する
3.トランクルームを借りてそこで保管する


いずれの方法も、引っ越し用の荷物を最小限に抑えることができます。
ただし3の場合は、物によってトランクルームに預けられないケースがありますので、その点にご注意ください。
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04海外赴任中の留守宅管理はだれに頼む?空き家管理会社への依頼がおすすめ!

海外赴任中、自宅を空き家として維持しておく場合には、空き家となった自宅を定期的に管理することが必要となります。

理由としては、戸建てでもマンションのような集合住宅でも、家屋は人が使わないまま放置しておくと、老朽化が進みやすいためです。
湿気が溜まったり害虫が発生したりしたまま放置された家は、基礎部分が腐食してしまうことがあります。

また、水道管などの水回りも、定期的に通水がおこなわれていないとさびやすくなってしまうのです。
このため、海外赴任中には留守宅管理が必要になるわけですが、その留守宅管理はだれに頼めばよいのでしょうか。

選択肢としては、家族や親せきなどの身内の方や、友人、隣人、空き家管理をおこなう会社などがあります。
留守宅管理の内容は、先ほど挙げた換気・通水以外にも、定期的な清掃や点検、郵便物の管理など、多岐にわたります。

このため、友人や隣人に留守宅管理を依頼することは、相手にそれなりの負担をかけることにもなるうえに、トラブルに発展するケースもないとは言えません。
海外赴任中の留守宅管理には、費用はかかりますが、空き家管理会社を利用されることをおすすめします。

近年では、空き家などの留守宅を管理する専門会社も増えてきていますので、管理内容や費用を比較し、ご自身の希望にあった会社を選ぶようにしましょう。


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05まとめ

海外赴任は国内赴任と違って、そうそう自宅に戻ることができない距離に引っ越すことになるため、空き家にする場合の管理方法は慎重に検討する必要があります。


全国空き家管理ナビでは、自宅のあるエリアで空き家管理をおこなう会社を検索することが可能です。
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