「今は空き家になった実家を自分で管理しているけど、最近は自宅と実家の往復が体力的にきつくなってきたなぁ…」
「今度、主人の転勤で引っ越すことになったけど、いずれ戻ってくる予定だから家は売らずに残しておきたいけど、その間の管理はどうしたら良いかしら?」
空き家を所有する人の中で、このような悩みを抱える方は意外と多いのではないでしょうか?
空き家を定期的に管理すると時間も手間もかかりますし、だんだん面倒になってくるかもしれません。
しかし空き家を放置して特定空き家に指定されてしまえば、行政代執行による取り壊しや固定資産税の軽減措置の解除の対象となります。
それを回避するために自己管理をしても、個人で空き家を管理していくには限界があります。
そのようなお悩みを抱えた方におすすめなのが、空き家管理の代行サービスです。
全国空き家管理ナビでは、あなたがお住まいの地域や所有する空き家がある地域で、空き家管理を代行してくれる会社を検索することができますよ♪
このようなサービスが利用できれば空き家管理の時間や手間を省くことができるため、便利ですが、費用が気になりますよね。
そこで今回は空き家の管理サービスの概要やメリット、費用相場についてご紹介いたします。
01空き家管理サービスってなに?そのメリットは?
適切な管理がおこなわれておらず、周辺地域に悪影響を及ぼす可能性があると判断された空き家は、空家等対策特別措置法により特定空き家に指定されてしまいます。特定空き家とされれば行政による指導や勧告の対象となり、また固定資産税の軽減措置を受けることができなくなってしまいます。
このような背景から、所有している空き家が特定空き家に指定されるリスクを回避するため、近年空き家の管理代行サービスの需要が高まり、多くの業者が事業に参入しています。
ここからは空き家管理代行サービスの概要や、そのメリットについてご紹介しましょう。
事業として空き家の管理代行をおこなうにあたって特に資格や認可は必要でないため、空き家の管理代行には、ハウスメーカーや不動産仲介業者、セキュリティー会社など様々な会社が参入しています。
これらの業者が提供する管理の内容には、通風や換気、通水および水漏れや雨漏りの確認、家屋と敷地内の巡回および目視確認、簡易清掃、ポストの管理などがあります。
業者に空き家の管理を依頼することにより、様々なメリットが期待できます。
こうしたサービスを利用する大きなメリットの一つは、空き家の管理にかかる手間がなくなる点でしょう。
空き家の管理には、清掃や破損個所の修繕、庭木の管理など様々な項目があるため、個人でこれらすべてを管理していくには多くの手間がかかります。
空き家が自宅から離れている場合の移動時間や交通費など、時間や金銭の節約にもつながります。
さらに業者によっては、空き家管理のための専門的な技術や知識を有しているため、ご自身で管理するよりも質の高い管理を期待できます。
専門的な管理を受けることによって、空き家を長期間にわたり、老朽化や破損から守ることができるでしょう。
また、管理代行を依頼すれば、管理業者が定期的に空き家を訪れますので、防犯効果も期待できます。
特に防犯効果を高めたい場合には、セキュリティー会社の空き家管理サービスを利用するとよいかもしれません。
不動産会社や空き家問題に取り組むNPO団体などに空き家管理サービスを依頼すれば、空き家の管理だけでなく、空き家の活用や運用に関する相談やサポートを受けられるケースもあります。
このように、空き家の管理代行サービスを利用すると、多くのメリットが期待できます。
業者によって様々なサービス内容や得意分野がありますので、複数の業者を比較した上でご自身に合った業者を選ぶようにしましょう。
02空き家管理の相場っていくらくらい?自己管理の場合と比較!
ここからは、空き家管理サービスの費用相場について見ていきましょう。空き家管理の相場は、地域や契約するサービス内容・巡回頻度・作業時間などによって変わります。
空き家管理サービスを行う会社の多くは、月単位での契約となっており、月額費用は5,000~10,000円くらいが相場となっています。
10,000円 × 12ヶ月 = 120,000円 となりますので、毎月10,000円の出費を高いと感じる方もいるかもしれません。
しかし、自宅と空き家の往復の交通費や手間を考えると、この価格が高いと一概には言えないのです。
以下の例を見てみましょう。
例1:
東京在住の息子さんが、両親亡き後の大阪の実家を相続して空き家管理を行う場合
※東海道新幹線のぞみ(東京-新大阪間)・自由席・帰省回数は月1回交通費…片道13,620円、往復27,240円
この条件で12ヶ月続けるなら、1年間の往復の交通費は326,880円かかります。
もちろん、交通費以外にも色々な出費があるでしょうから、それらもトータルして考えると、自分で空き家管理を行う場合の年間の費用相場は約400,000円かかることになります!
先ほど述べたように、空き家管理会社に管理を依頼した場合の年間相場は120,000円でしたが、これを自己管理した場合の相場と比べると、管理会社に依頼したほうが年間280,000円の節約となるわけです。
そう考えると、現地の空き家管理会社にお願いした方が、空き家管理のコスト面でも体力面でもメリットが大きいと言えるでしょう。
03空き家管理の費用相場 オプションをお願いしたらいくらくらい?
各社が提供するサービスには、建物の目視点検やポスティング広告・郵便物の回収、ハウスクリーニングなどがありますが、例えば雪が多い地方の空き家なら冬季限定で除雪や屋根の雪下ろしをオプションとして依頼することもできます。これも作業内容によって相場が変わりますが、雪かきや雪寄せなら3,000~5,000円ほど、水道管の凍結を防ぐための水抜きは20,000円ほどです。
ただし屋根の雪下ろしに関しては、建物の規模や作業内容が異なるため、事前に見積もりを取ることを必須としているケースが一般的です。
ここでは、雪が多い地方で冬季限定サービスも含めた空き家管理を依頼した場合の相場を見てみましょう。
例2:
月額費用7,500円、雪かき5,000円、水抜き20,000円、屋根の雪下ろし12,000円、冬季限定オプションは12月~翌年3月までの4ヶ月間で契約した場合
1ヶ月の料金合計…44,500円4ヶ月間の料金合計…178,000円
こうして見ると、冬季限定オプションを付けるだけで結構相場が高くなりますね。
しかし、屋根の雪下ろしや雪かきは一人でやるには大変な作業ですし、雪が降り続ければ頻繁におこなわなければなりません。
また、空き家を管理するために現地へ行こうにも、大雪が降ると交通状況が乱れてしまい、新幹線や飛行機が運休する可能性もあります。
そうすると、また改めて空き家管理を行う日程の調整も必要ですし、交通機関の料金の払い戻しと再予約の手間もかかってしまいます。
そうした労力を考えると、雪が多い地方に所有する空き家がある人は、思い切って現地の空き家管理会社にお任せするとだいぶ楽になるのではないでしょうか。
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04まとめ
ご自身ですべての空き家管理をおこないますと、思った以上にお金も時間も労力もかかるものです。月1回の管理であったとしても、管理期間が長くなれば継続していくのは大変でしょう。
空き家の管理業者の提供するサービスを利用すれば、これらの時間や労力を節約しつつ、質の高い管理を受けることができます。
「私が所有する空き家の管理をお願いするなら、相場はいくらくらいだろうか?」
「家の掃除と庭木の手入れはぜひお願いしたいのだけど、いくらくらいでお願いできるかしら?」
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