空き家を活用して自給自足生活はいかが?魅力的な事例をご紹介

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空き家活用
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近年は、ウクライナ侵攻の影響で光熱費や物価が高騰し、今後の家計が心配ですよね。

そこで今注目を集めているのが空き家を活用した地方での自給自足生活です。

この記事では、空き家を活用した自給自足の暮らしや自給自足が流行っている理由、自給自足をおこなううえでのメリットと注意点をご紹介します。

01自給自足生活とは?空き家を活用した暮らし

自給自足生活とは、生活に必要なものをお金に頼らずに自ら調達して暮らす生活のことです。

たとえば、家は自分で建て、食べ物は自家栽培し、水道は井戸を利用したり電気は自家発電したりするのが自給自足の生活になります。
とはいえ、実際にはすべてを自分で賄うことはむずかしいでしょう。

そこで、家については地方の空き家を安く購入し、自分でリフォームして住む方が増えています。


古民家で自給自足の暮らし

実際に、地方の古民家を数十万円~数百万円で購入し自給自足生活を送っている方がいます。 たとえば「お金に頼らず 生きたい君へ:廃村「自力」生活記(14歳の世渡り術)」という本では、20万円で購入した古民家で自給自足の生活を送る著者の実体験が綴られています。 廃村にある築100年以上の古民家をDIYし、沢から水を引いて、森から薪を集め、ソーラーで発電するなど、文明に頼らずに生活する術が書かれていますよ。 都会で人にもまれる生活に疲れた方にとっては、一度は体験してみたい暮らしでしょう。 また近年は、空き家を活用した女性の自給自足生活も増えています。 たとえば、地方都市の空き家を安く購入し自分でリフォームしながら暮らしたり、地方の古民家でシェアハウスをしながら半農半デジタル生活を送ったりなど、さまざまな形で暮らしています。 満員電車に揺られながらあくせく働く生活から解放され、自然と共存しながら自力で生活に必要なものを作ったり調達したりするのは憧れますね。

自給自足生活にかかる費用とは

本格的な自給自足生活を送るには、農業をする必要があるでしょう。
自治体によっては、空き家バンクで農地付き空き家を検索することができ、空き家対策として改修費や購入費などの補助金が出るところもあります。

また、空き家によっては納屋や農機具が付いているところもありますよ。
ただし、地方では自動車がないと不便なため、自動車の購入費や維持費がかかるでしょう。

地方都市で暮らす場合は自動車がなくても便利ですが、田舎よりも自然が少ないため、在宅ワークをしながら家庭菜園をするなどの半自給自足生活に向いています。


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02空き家を活用した自給自足が流行っている理由とは?

では、なぜ今空き家を活用した自給自足生活が注目を集めているのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
考えられる理由は、以下の3つです。


コロナがきっかけ

コロナ禍以降、若い世代を中心に地方移住への関心が高まっています。

実際に内閣府がおこなった調査によると、20歳代の東京圏在住者の地方移住への関心の割合は、2019年12月に32.1%だったのが、2022年6月には45.2%に増加しました。
全世代の東京圏在住者においても、2019年12月に25.1%だったのが、2022年6月は34.2%に増加しているのがわかります。

地方移住への関心理由としては「人口密度が低く自然豊かな環境に魅力を感じたため」とある一方で、懸念点として「仕事や収入」が挙げられています。
出典:内閣府「第5回 新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」(令和4年7月22日)

そのため、仕事や収入がなくても生活することができる「空き家を活用した自給自足生活」に関心が集まっていると考えられます。



賃金の低下やSDGsへの関心

厚生労働省が1月6日に公表した2022年11月の毎月勤労統計の速報によると、実質賃金は前年比3.8%低下と2014年5月以来、大幅に減少しています。
物価や光熱費は上昇していく一方で賃金が上がらなければ、今後の生活が心配になりますよね。

そこで、お金がなくても知恵と体力があれば暮らしていける自給自足生活への関心が高まっています。
また、近年はSDGsに関心を寄せる方が増えており、空き家を活用した自給自足生活はまさにSDGsの考え方に最適な暮らしといえます。

SDGsとは、「持続可能な開発目標」の略称で、国連で定められた国際的な開発目標のことです。
空き家を活用した自給自足生活は、SDGsで掲げる開発目標のうち「資源の有効活用」や「持続可能なまちづくり」に結び付きます。



YouTuberの影響

自給自足生活をYouTubeやTikTokなどの動画サイトで配信する方も増えています。
とくに話題になっているのが北海道で自給自足生活を送るYouTuberです。

2023年2月1日時点のチャンネル登録者数は48.3万人、動画再生回数は数十万~数百万回にのぼります。
このYouTubeでは、北海道での自給自足の暮らしぶりを発信しながら、北海道の1日警察署長を務めるなど、自治体との繋がりも積極的に進めています。

そのほかにも、自給自足生活のノウハウを発信するYouTube動画は国内問わず多いため、自給自足生活に対するハードルは下がっているといえるでしょう。
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03空き家を活用した自給自足生活のメリットと注意点

では実際に、空き家を活用して自給自足生活を送るとどんなメリットがあるのでしょうか。 また、自給自足生活を送るうえでの注意点も気になるところでしょう。

自給自足生活のメリット

自給自足生活の最大のメリットは、生活費を節約できる点です。
実際に、地方の古民家で半分農家をおこなっている方のなかには、月の食費が1,500円~3,000円に収まるケースもあります。

また、空き家を自ら改修して住めば家賃はかからず、固定資産税などの維持費だけで済みます。
なお、空き家の改修費については、自治体が補助金を出す地域もあるため、自治体に問い合わせてみましょう。

また、自家栽培や釣りなどをおこなうことで、新鮮な食材が手に入り、健康的な食生活を送れるメリットもあります。
採れた野菜を近所で分け合えば、地域住民との交流も深まるでしょう。

子どもがいる家庭の場合は、自然豊かな環境で自給自足生活を送ることで、食育になったり、生活力が身に付いたりなどのメリットが得られます。



自給自足生活の注意点

反対に、空き家を活用して自給自足生活を送るうえで、どんなところに気を付ければ良いのか、注意点も気になるところでしょう。
地方で自給自足生活を一から始める場合は、事前に下調べをしっかりとおこなうことが大切です。

たとえば、初めて自家栽培をおこなう方は、必要になる農機具や土壌の改良から育成のための養生について調べておいたほうが良いです。

また、農地付きの空き家は誰でも購入できるわけではなく、農業委員会の許可が必要な点にも注意が必要です。

ほかにも、自然災害時の対策や自給自足生活にかかる必要経費を調べておきましょう。
地方に移住して自給自足生活を送る場合は、自治体に相談すると良いでしょう。

とくに「静岡県南伊豆町」や「長野県阿南町」は、移住支援制度が充実していて、自然豊かな環境のため、人気の移住先ですよ。
関東にお住まいの方は、首都圏へのアクセスが良好な「千葉県勝浦市」もおすすめです。
詳しい移住支援制度については、自治体のホームページなどで最新情報を確認してみてください。


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04まとめ

物価の高騰や賃金低下で生活が心配な方は、空き家を活用して自給自足生活を送るのはいかがでしょうか。
近年は、YouTubeなどでも自給自足生活のノウハウなどが学べるため、初心者でも気軽に自給自足生活を試すことができるでしょう。

ただし、実際に空き家を活用して自給自足生活を送る際は、事前の下調べや必要経費を見積もっておくのが成功のコツですよ。


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