空き家が詐欺犯罪に利用されてしまう!?その原因と対策は?

カテゴリ:
空き家の管理方法
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詐欺加害者に狙われやすい空き家


ここ数年空き家が社会問題化していますが、詐欺に空き家が使われるケースがあることをご存知でしょうか?

所有者が知らないうちに家を勝手に使われるだけでも嫌な話なのに、そのうえ犯罪の場所として利用されるなんて許せないですよね!

しかし、どうして空き家が詐欺に利用されてしまうんでしょうか?

今回は、そんな空き家と詐欺の関係と現状、そして対策法についてご紹介します。




空き家が詐欺犯罪の温床に!その理由は『人目につきにくいから』


空き家が詐欺に使用されてしまう理由としては、やはり『人目につきにくいから』です。

窓もずっと閉めっぱなしで庭の草木は荒れ放題、室内を覗くと真っ暗で天井にはクモの巣がはっているような状態の家は、はたから見ると何だか怖くて近寄りたくないですよね。

そして人が近づかないということは、だんだんその家に目を向ける人が減ってしまい、多少の異変があっても気づきにくくなってしまいます。

そのように誰も関心を持たなくなった空き家は、詐欺をはたらく人間にとってはアジトとして好都合な物件となるんです!




空き家が詐欺に利用された件数は?


警視庁によると、2015年上半期だけでも7,007件もの詐欺被害が起きており、その被害額は236億円におよんでいます。

この一部が空き家を使用した特殊詐欺で、その多くは賃貸住宅の空き部屋がターゲットにされていました。


神奈川県警の発表を例にとってみると、空き家利用の犯罪件数は、2015年に20件、2016年に44件、2017年は1月~3月の3ヶ月間だけで13件と、年々増加傾向であるとわかります。

2017年には神奈川県警から、不動産業界関係者に対して『空き部屋対策推進連絡会』が開催されるほど、被害は深刻になっているのです。

 

いつこのような詐欺に空き家を悪用されるか分からないので、所有者はきちんと対策を立てておく必要があります。




空き家を利用した詐欺の実態


空き家を悪用される詐欺は、オレオレ詐欺のような手法が多いようです。

その手法は、被害者と加害者が直接会わずに電話やインターネット上でやり取りを行い、現金や商品を空き家に届けさせる内容です。

これまでの振り込め詐欺などは、金融機関から現金を振り込ませるのが常套手段でしたが、最近ではその手口が知れ渡っており、加害者からすると代替案が必要となってきたようです。

 

現在では、直接被害者の自宅まで取りに行く『現金受取型』と、宅配便利用で被害者に配送させる『現金送付型』という手口が増加しています。

現金送付型については送付先の住所が必要ですが、加害者が居場所を突き止められるような住所を選択するはずがありません。

そこで、管理不足な空き家が目を付けられ、特殊詐欺の現場として悪用されるようになってきたのです。




詐欺加害者の空き家利用法とターゲットにする空き家の探し方


詐欺の加害者は、先ほど挙げたように計画的に空き家を悪用して現金や商品を受け取っていますが、その詳しい手口の内容は以下の通りです。

 

空き家を受け渡し場所として利用

・現金やクレジットカード、商品などを直接の受け渡し場所として使用する

・室内に侵入しないものの、空き家の住民になりすまして金品の受け取りを行う

 

空き家の郵便受けを利用

・詐欺で手に入れる現金などを空き家の郵便受けに届けるよう指定する

・不在伝票を利用し、再配達させてから受け取る

 

そして先ほど、管理不足の空き家が詐欺グループに狙われやすいと述べましたが、具体的にはポストに郵便物がたまっていたり、電気メーターが止まっていたりする家が標的となります。


また賃貸アパートやマンションなどの場合、実際に部屋の内見をして空き家の情報を入手する場合もあります。

「まさかそんな大胆なことはしないでしょう」と思われるかもしれませんが、実際にあるんです!

鍵の隠し場所や解錠番号などは内見時に盗み見されていますので、取り扱いに十分気を付ける必要があります。

不動産会社に空き家管理を依頼されている場合は、どのような管理体制なのか、しっかり確認をとっておきましょう。




すぐにできる空き家詐欺対策


所有している空き家を犯罪の温床にしないためには、やはり対策が必要です。

今すぐにでもできる方法をお伝えしますので、心当たりのある方はすぐに実行してみましょう!

 

まずは郵便受けに溜まっているチラシなどを処分し、管理が行き届いて生活感があるようにしておきましょう。

同時に空き家の見回りも行うことで、どこかから見ているかもしれない加害者に「この家はちゃんと人が管理していますよ」とアピールすることができます。

 

次に、配送業者に注意喚起を促す『配送厳禁シール』を空き家のポストや玄関の郵便受けなどに貼り付けておきましょう。

これは空き家の特殊詐欺においては『配送』がポイントとなるため、誰も住んでいないことを配送業者に知らせるための取り組みです。

住人がいないのに配送物があるとおかしいので、配送業者が「もしかして、この家は何か犯罪に使われているのでは?」と気付いて詐欺を防ぐことも期待できますよ。




まとめ


空き家が犯罪に悪用されるケースは他人ごとではありません。

手軽な対策で未然に防げますので、できることから始めておきましょう。

自分で管理をすることが難しい場合は、空き家管理を行う不動産会社に相談して、代行してもらう方法がおすすめです。

全国空き家管理ナビでは、空き家がある地域で空き家管理を行ってくれる不動産会社を検索できますので、ぜひご活用ください!