空き家は家具付きで売却できる?家財道具の処分方法も解説!

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空き家は家具付きで売却できる?家財道具の処分方法も解説!

空き家を処分しようとお考えの皆さん、家の中に家具が残っていませんか?
空き家の売却時に、家具も一緒に引き取ってもらうことができるのであれば、処分の手間が省けてありがたいですよね。
そこで今回は、空き家の売却時に家具も買い取ってもらえるのか、家具・家電の処分方法や買取について解説します。

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空き家に家具を残したまま売却できる?

一般的に、空き家を売却するときは家具を処分してから売却します。
なぜなら、多くの買主にとって使い古された家具は不要だからです。
また、購入希望者が空き家を内覧するときも、家具や家電が残ったままだと生活感が出てしまい印象が悪くなる場合もあります。
売り出し中の空き家に興味をもった内覧者に少しでも良い印象を与えるには、不要な家財道具を処分してきれいな状態で内覧してもらったほうが望ましいです。
買主の承諾を得て家具を残したまま売却することも可能ですが、物件を引き渡す際の家具の処分費用は売主負担となります。
通常、売却する家屋は室内を空にしてから引き渡すのが慣例のため、家具が残ったままだと取引がスムーズにいきません。
なお、不動産会社に空き家の買取依頼をする場合は、買取価格から家財道具の撤去費用を差し引くケースが多いです。
ただし、家具や家電がまだ使えるものであれば、買主に喜ばれるケースもあるでしょう。
たとえば、以下のような家具や家電が人気です。

●食器棚やタンスなどの大型家具
●比較的新しい家電
●新型の給湯設備
●エアコンや照明


食器棚やタンスなどの大型の家具は、自分で購入するとなると多額な費用を要するため、使い勝手の良いものであれば残していくと買主に喜ばれるでしょう。
5年以内に購入した新しい家電(掃除機やテレビなど)も、好まれやすいです。
厳密には家具や家電ではなくても、新型の給湯設備も付いているとさらに良いでしょう。
もっとも歓迎されやすいのは、エアコンや照明だと言えます。
エアコンは本体の購入費用だけでなく、撤去や設置するだけでも数万円の費用がかかるため、とくに壊れていないのであれば、そういった設備が付いていると喜ばれます。
また、照明も部屋の雰囲気に合っているものであれば残しておいたほうが良いでしょう。
ただし、これら役に立ちそうな家具や家電を残して売却しても、売却価格が上がるわけではありませんのでご注意ください。
家具や家電を残すかどうかは、しっかりと買主と交渉してから決めるようにしましょう。

関連記事:空き家の残置物は処分すべき?残置物あり・なしでの空き家売却についてご解説


空き家の家具・家電の処分方法とは?

空き家にある家具や家電を処分する場合は、以下の4つの処分方法があります。

①家具は自治体の粗大ごみに出す

家具は粗大ごみとして出すと、かかる費用を抑えることができます。
回収費用は自治体によって異なりますが、相場としては300円~3,500円ほどになります。
大きな家具は処分費用がかかりますが、自治体によっては小さいものであれば、無料で回収してくれる場合もありますよ。
なお、粗大ごみとして出す際は、地域のクリーンセンターへの搬入や収集日の兼ね合いがあるため、スケジュールをしっかり確認しておきましょう。

②家電は不要品回収業者に依頼する

自分で粗大ごみとして捨てる手間をなるべく省きたいのであれば、不要品回収業者に依頼することをおすすめします。
仕事などで、空き家の整理に要する時間がなかなか取れない場合、指定日時に一気に処分することができるので便利です。
また、家電4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)については家電リサイクル法により、自治体の粗大ゴミとして処分することはできません。
そのため、家具・家電をまとめて不用品回収業者に処分を依頼したほうが効率的でしょう。
費用は業者によって異なるため、見積もりをとって決めると良いでしょう。

③不動産会社に委託する

空き家管理をしている不動産会社にお願いするのも良いでしょう。
不動産管理会社のなかには、空き家の家財道具を処分する業者と提携しているところもあります。
不動産管理会社に紹介してもらうことで、一般的な価格より抑えた費用にすることも期待できるでしょう。
また、空き家買取をおこなっている不動産会社に、処分してもらう方法もあります。
前章で述べたとおり、処分費用は買取価格から差し引かれますが、空き家に家具を残したまま売却できるため、その分の手間がかかりません。
とくに、空き家が遠方にあって、現地に足を運びにくい場合に有効的な方法です。

④知人・友人に譲る

知人・友人に声をかけて、家具を譲る方法もあります。
うまく気に入ってもらえれば、愛着のある家具をまた利用してもらえるチャンスです。
捨てるに忍びない家具の場合は、気分的にもうれしいものではないでしょうか。
譲る方によっては現地まで取りに来てくれるかもしれませんので、その点も含めて相談してみると良いでしょう。

関連記事:空き家の家財道具はどう処分する?空き家の家財処分の流れと費用相場


空き家の家具・家電を買い取ってもらう方法

空き家の家財道具の整理には、買取の利用もおすすめです。
空き家の管理や売却には費用がかかります。
そこで買取を利用することで費用を抑えるだけでなく、換金することで多少なりとも手元に現金が入ってきます。
たとえば、買取には以下の3つの方法がありますよ。

①リサイクルショップ

リサイクル業者に買取依頼すると、日時を指定できて便利です。
その場で査定してそのまま買い取ってもらえるため、手間がかかりません。
電化製品などは5年・10年をめどに買取の可否が変わりますが、買い取ってもらえなくても無料で引き取ってもらえる場合があります。
換金できなくても無料で回収してもらうことができればお得ですので、一度確認してみることをおすすめします。
リサイクルショップの買取は、基本的に掃除をしなくともそのまま買い取ってもらえるため、その点においても利便性が高いです。

②インターネットオークション

インターネットオークションやフリーマーケットのアプリを利用して買い取ってもらう方法もあります。
とくに近年は、フリーマーケットのアプリを利用した個人間売買が活発となっています。
スマートフォンひとつで簡単になんでも出品することができますよ。
「登録や配送の作業が苦にならない」という方や「時間に余裕がある」という方におすすめの方法です。
インターネットオークションなら、思いがけない価格で落札される可能性もあるでしょう。
インターネットオークションやフリーマーケットアプリの登録作業は慣れてしまえば簡単ですので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてください。

③地域のフリーマーケットに出店する

空き家がある地域でフリーマーケットが開催されるなら、出店してみるのも良いでしょう。
コンパクトな家具やデザイン性の高い家電なら売れやすいです。
また、インターネットと異なり対面販売となるので、顧客と直接会話することができて、思い入れのある家具のことを大切に使ってもらえるチャンスでもあります。
掘り出し物の中古家具を狙って、フリーマーケットを訪れる方も多いですよ。

この記事も読まれています|全国の空き家をもっと流通させるために始まった取り組みとは

まとめ

基本的には、空き家に家具を残したまま売却するのはむずかしいと言えます。
空き家の家具や家電を処分する際は、ぜひこの記事を参考に、自分にとって都合の良い回収方法や買取の方法を選択してみてください。
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