空き家となる実家は処分した方が良い?その場合のポイントは?

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実家の処分に悩む男性


現在実家を離れて生活されている皆さん、親が亡くなった後の実家はどうされるか決めていますか?

「まだ両親とも元気だし、今すぐ考える必要はない」「とりあえず相続したら良いかな」と考えていると、いざそうなった時に後悔する可能性があります。

今回は、先に決めておかないと意外と後が面倒になる空き家の処分について紹介します。


■実家の処分で悩む方が増えている原因


親が亡くなった後、空き家となった実家の処分に悩むケースとしては、以下の理由が挙げられます。

 

・思い出の詰まった実家を処分することに気が引ける。

・売却活動の手間が面倒、または解体費用の捻出が難しい。

・築年数が古く、売却してもほとんどお金にならない。

 

このような理由から、なかなか処分に踏み切れない方も少なくありません。

遺品を整理していると、アルバムや手紙・本など、親が大切にしていた物を手にして元気だった頃を思い出し、なかなか整理が進まない方は多くいらっしゃいます。

確かに、思い出が詰まった家を処分するのは、想像するだけで切なくなってしまいますよね。

 

参考資料:国土交通省 空き家の現状について

 

かといって、誰も住む人がいない実家を処分せずに空き家として所有し続ける場合も、問題が山積みです。

適切な管理がされない空き家は傷みが進み、やがて廃屋となります。

それを防ぐためには、通風・通水・庭の雑草除去や木の剪定などを定期的にメンテナンスしなくてはいけません。

しかしそのためには、実家と自宅の距離を往復するための交通費やメンテナンス費用などの負担が必要です。

 

さらに、実家のある自治体へ納める固定資産税や都市計画税などの税金や、メンテナンスに必要なライフライン代などの費用も大きな負担となります。

実家と自宅の距離が近ければ交通費は多少節約することができますが、それ以外の費用を節約することはなかなか簡単にはいきません。


そこで「じゃあ家を解体して更地にしたらいいんじゃない?」と思う方もいらっしゃるでしょう。

解体費用は地域や物件によってまちまちですが、東京都内なら1坪あたり3~4万円ほどが相場となっているようです。

例えば50坪の物件なら150~200万円ほどかかるため、「こんなにかかるなら壊さないでおこうかな・・・」と選択するケースも少なくありません。

また、更地にすると固定資産税の減税措置が外され、それまで以上に高い税金が課せられるという問題もあります。


関連記事:空き家となった一軒家を処分するにはどんな項目の費用がかかる?

     空き家の固定資産税について3大NG


なお、固定資産税は最大6倍まで上がる可能性があります。

仮に今まで実家の固定資産税が10万円だったとすると、建物を解体して更地にした場合、税金が60万円になるかもしれません。


ただ、更地にすることは、荒れて傷んだ家が原因で近所に迷惑をかけずに済むというメリットがあります。

また、一度更地にして新たにマイホームを建てることや、賃貸アパートを建てて不動産経営を行うこともできますよ。

更地にしたあとの活用法が決まっているなら、思い切って解体処分するのも良いでしょう。



■実家の処分に関する悩みを少しでも減らすには


多くの問題が潜む実家の処分について、少しでも相続した方の負担を軽減するためには、やはり親御さんが元気なうちに話し合っておくことが大切です。

その際のポイントとしては、以下の点について話し合いましょう。

 

・親が亡くなった後の実家には子どもの誰かが住むのか。

・誰も住まない場合は賃貸に出すのか、売却するのか、家屋を解体するのか。

・空き家として所有する場合、誰が相続するのか。

また、管理方法や各種税金・ライフラインなどの費用の支払いはどうするのか。

・家以外の遺品整理はどうするのか。

 

特に相続に関しては、子ども達全員で共有名義にしていると、相続問題に発展する恐れがあります。

「うちは兄弟みんな仲が良いし、遺産相続で揉めることなんてないから大丈夫!」と思っていても、実際その場になってみないと判りません。

 

また、相続時は問題が起きなくても、将来名義人の誰かが実家を処分しようとした時に、他の名義人からなかなか同意を得られずトラブルになるケースも少なくありません。

家や土地などの不動産物件を共有名義にしている場合、全員が賛成しない限り処分ができないのです。

例えば、3人兄弟で実家を共有名義にしていて、姉と弟が「そろそろこの家を売ろうか」と決めても、兄が反対していれば処分はできません。


こうしたトラブルが起きる可能性を少しでも小さくするために、親が元気なうちに実家の将来について話し合うことはとても重要です。


■まとめ


思い出が詰まった大切な実家を処分することは、気持ちの面でも金銭的な面でもなかなか決断することが難しいものです。

それだけ大切な実家の処分で後悔することがないように、親が元気なうちにできることを少しずつ進めていきましょう。

また、処分せずに空き家として所有し続ける場合は、空き家管理を行う会社へお任せする方法もおすすめです。

全国空き家管理ナビでは、各地の空き家管理を行う会社の検索ができますので、ぜひご活用ください。