九州随一の街 福岡県が促進する空き家対策を知っていますか?

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空き家問題に取り組む福岡市の市街地


九州地方北部に位置し、福岡市と北九州市の2つの政令指定都市がある福岡県。

県都の福岡市にある博多・天神エリアは九州地方有数の繁華街として栄えていて、いつも多くの人で賑わっています。

人口も500万人を超えていて、九州地方の中心と言えるほど発展している福岡県ですが、ここでも他の都道府県と同じく空き家対策に乗り出しているんです。

福岡県が行っている対策とは、どのようなものがあるのでしょうか?


福岡県の空き家対策① 県独自の空き家バンクの運用開始


福岡県の空き家は、2013(平成25)時点で約32万戸ありました。

その前に調査が実施された2008(平成20)時点では32万戸を超えていたので、5年間で若干減少したことが分かります。

 

参考資料:福岡県における空き家の現状と問題

 

とはいえ、2013年時点の空き家の割合は全国平均とあまり差がないため、福岡県にとって空き家問題は他人事ではありません。

 

そんな問題を解決するため、福岡県では県オリジナルの空き家バンクの運用を開始しました。

これまでも空き家バンクはありましたが、それは市町村単位で作られたもので情報収集がしにくいという欠点があったんです。

せっかくの情報も、物件を探している人が使いにくくて見つけられないようであれば、あまり意味がないですよね。

そのため、県は全市町村の空き家情報を集約し、201881日から一つのサイトで閲覧できるようにしたんです!

 

参考サイト:空き家DE暮らす 福岡県空き家バンク

 

このサイトの特徴は、市町村別で物件情報を探すだけでなく、自分が望む暮らしに合う物件探しもできるコンテンツもついていることです。

例えば海沿いの地域で暮らすことを望む人には『海辺暮らし』、山が好きな人には『里山暮らし』など、色々な条件にマッチする物件を探すことができますよ!

特徴別の項目は現在20個あるので、ぜひ自分の条件に合う物件を探してみてください。


福岡県の空き家対策② 活用モデル普及促進事業の実施


福岡県では、20152017年度(平成2729年度)3年間において、県内各地にある空き家を活用したモデル普及促進事業を実施しました。

この事業では、地域の特性に応じて空き家を用途変更し、再び活用することに取り組んできました。

 

例えば、糸島市にある古民家は地域交流の拠点として再生されています。

この地域は地元の人たちが集まれる場所がありませんでしたが、古民家をみんなが集まれるスペースに変えました。

現在は、認知症予防のカフェやフリーマーケットの開催など、世代を問わずたくさんの地元の人たちが集まる場所として活気にあふれていますよ。

 

福岡市にある空き家では、誰も住まなくなった家を障がい福祉サービス事業所へと変更しました。

この民家は改修前の床面積が約96㎡と広く、中には広い和室や広間があり、そこを障がい者の訓練室へとリフォームしています。

他にも、トイレ・洗面所・台所も福祉仕様に変更し、地域の新しい福祉スペースとして活用されています。

 

福岡県ではこのようにモデル事業を行うことで、空き家=住む用以外にも十分活用できることを証明しているのです!

「うちの空き家も何かに活かしたいけど、どんな風に再利用したら良いのだろう?」と悩む人の参考になるかもしれません。


福岡県の空き家対策③ 条例と住まいの健康診断の実施


空き家を活用するにしても、適正な管理ができていなければ再利用することは無理ですよね。

そして適正な空き家の管理は、再利用の予定がなくても所有者がやらなくてはいけない大事なことです。

適正に管理されなかった空き家はどんどん傷みが進行し、やがて近隣の人たちに何らかの被害を与えてしまいかねません。

そのため福岡県では、管理不十分な物件を少しでも減らすことができるように、各市町村で空き家管理に関する条例を制定しています。

 

また、適正な空き家管理を促進するための対策として、住まいの健康診断も実施していますよ。

住まいの健康診断とは、売却予定の中古住宅の基礎・床下・屋根などを目視や計測によって検査し、対象物件に問題がないかどうか調べることです。

オプションには耐震診断調査もあり、これを受けて適合と判断されると、耐震診断適合証明書を発行してもらうこともできますよ。

(※耐震診断適合証明書の発行は、診断料金とは別に21,600円支払うことが必要です)

 

空き家を売りたいと考えている人は、より安心して売ることができるように住まいの健康診断を行ってみてはいかがでしょうか。


福岡県の空き家対策④ 補助金の支給


空き家をリフォームしたり取り壊したりするには、それなりにお金がかかります。

そのため、資金不足を理由に適正な管理が行われない空き家もありますが、福岡県内の多くの自治体では金銭的負担を軽減するための補助金を支給しています。

この補助金は国が掲げる空き家再生推進事業に基づいたもので、活用タイプと除却タイプに分かれます。

全額とまではいかなくても、一部を補助金でまかなえるなら嬉しいですよね。

 

活用・除却の両方を実施している自治体と、どっちか一方のみを実施している自治体があるので、空き家対策に関する補助金を調べる時は県や各自治体のホームページをぜひ確認してくださいね。

 

参考例:福岡県内の空き家対策のご案内(空き家の活用や除却対策に関する事業)


まとめ


九州随一の発展と賑わいをみせる福岡県でも、空き家問題は起きています。

しかし、これ以上深刻化しないように色々対策を講じているので、福岡県内に空き家を所有する人はぜひ調べてみてくださいね。

 

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自分で適正な管理を行うことが難しいからプロに任せたいと考える人は、ぜひご利用ください。