空き家を動画でPRするのが人気?メリットや取り組み事例をご紹介

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空き家活用
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空き家を動画でPRするのが人気?メリットや取り組み事例をご紹介

近年は、YouTubeをはじめとした動画での発信やライブコマースが人気を集めています。
空き家についても、動画でPR活動をおこなっている自治体や民間企業が増えました。
そこで、今回は空き家を動画でPRするメリットや取り組み事例をご紹介します。
ぜひ、空き家の利活用の参考にご覧ください。

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空き家を動画でPRするメリットとは?

これまでは、動画での発信と言えば、テレビでの広告が主流でした。
しかし、近年はYouTubeなどのオンライン動画共有プラットフォームの台頭により、誰でも気軽に動画で発信することができるようになりました。
では、空き家情報を動画でPRするメリットとは何でしょうか。

動画コンテンツが人気

Googleの公表によると、2020年9月時点の日本国内におけるYouTube月間利用者数は、6,500万人に及びます。
そのため、YouTubeを利用して動画で空き家情報を発信すると、より多くの方に見てもらえる可能性が高まります。
また、動画での発信は、文字よりも短時間で情報密度の高い情報を発信することができます。
たとえば、空き家の状態を説明しようと思ったときに、築年数や面積などの数字や文章表現だけでは、読み手に具体的な状態を想像してもらうには限界があります。
その点、動画であれば、映像で見ることで空き家の状態や広さがすぐにわかります。
さらに、補足の説明をしながら動画を撮ることで、空き家の魅力を伝えやすいというメリットもあります。

安価な予算で発信できる

空き家をPRするために、インターネットやチラシで広告を出そうと思うと、広告費がかかります。
その点、動画での発信は、無料のプラットフォームを利用すれば広告の費用はかかりません。
ただし、動画制作の手間はかかるため、もし動画制作を外注したり、有料の編集ソフトを使ったりする場合は、その分の費用がかかります。
とは言え、費用対効果を考えると、動画での発信は比較的にメリットが大きいでしょう。

さまざまな側面から発信できる

動画での発信は、さまざまな角度から柔軟に情報を発信できるという魅力もあります。
たとえば、空き家のリフォームをしているところを動画で発信すると、リフォームのノウハウやプロセスなど、視聴者の関心を惹くだけでなく、参考となるような情報を提供することができます。
また、地方の場合、空き家の状態だけでなく、周辺の状況なども動画でわかりやすく発信することで、移住者に地域の魅力を効果的にPRできるでしょう。

空き家情報を動画発信する自治体の取り組み事例とは?

では実際に、自治体ではどのように空き家情報を動画で発信しているのか気になるところでしょう。
この章では、下記の3つの市町村の取り組み事例をご紹介します。

綾部市の事例

綾部市は、京都府の中央から北寄りの場所にある自然豊かな田園都市です。
歴史と文化が感じられる市街地や美しい景色の里山と農村がある綾部市ですが、過疎高齢化によって存続が危ぶまれる集落もあります。
そこで、自然豊かな地域の存続のために「移住立国あやべ」のホームページを立ち上げ、移住者向けにさまざまな情報を発信しています。
空き家バンクに登録されている物件を動画でご紹介する取り組みもおこなっており、移住立国あやべのホームページ内で動画配信のタグをクリックすると、一覧で見ることができます。
動画では、空き家の外観や内観だけでなく、YouTubeの字幕機能と音声で簡単な解説を見ることもでき、空き家の状態をとてもわかりやすくご紹介しています。
物件によっては、動画の画面左下に間取り図も表示し、今どの部屋を映しているかを赤い丸でわかりやすく表現しています。
遠方に住んでいる移住希望者にとって、わざわざ現地に行かずとも映像で空き家の状態を確認できるのはとても便利でしょう。

岡崎市の事例

岡崎市は、愛知県の中央付近に位置する中核都市です。
歴史的なお寺やさくらの名所が多い岡崎市ですが、ほかの市と同様に人口減少や既存の建物の老朽化に伴い、年々空き家が増加しています。
そして、適切な管理がされずに放置されている空き家も増えているため、空き家対策として、動画で「空き家対策講座」の発信をおこなっています。
動画は、YouTubeを利用して配信しており、岡崎市のホームページにて一覧で見ることができます。
また、YouTube内で、チャンネル名の「okazakicityhall」や「岡崎市 空き家対策講座」で検索をすると岡崎市(公式)の動画が出てきますよ。
空き家対策講座では、空き家の発生抑制・適正管理・流通活用促進などについて、専門家による解説講義を見ることができます。
たとえば、空き家の相続・贈与に関する講座や空き家の解体工事で注意するポイントなどが配信されています。
このように、自宅のPCやスマートフォンで気軽に空き家対策の動画を視聴できるのは、市民にとってもうれしいところでしょう。

動画配信で空き家問題の解決にも貢献できる?

最後に、動画配信で空き家問題の解決に貢献している事業者の取り組み事例を2つご紹介します。

はちのへ空き家ずかん

はちのへ空き家ずかんとは、青森県八戸市の空き家に関する情報を発信しているポータルサイトのことです。
八戸市より委託された業者が運営しているサイトで、空き家所有者や購入希望者向けに、動画でも空き家情報を発信しています。
動画では主に、空き家の利活用事例を配信しており、築80年の古民家を再生するまでの様子や空き家が都市型のワイナリーになる様子などをインタビュー形式で紹介しています。
そのほかにも、空き家の発生防止のために、空き家問題を解説する動画や、移住者向けに八戸市の魅力を解説する動画をYouTubeで配信しています。
とくに「空き家の可能性は無限大」というサブタイトルの動画が人気で、1,600回を超える再生回数となっており、多くの方に視聴されていることがわかります。
動画では、空き家の改装前と改装後の様子や所有者へのインタビューなどを配信しており、現在空き家の利活用に悩んでいる方は参考となるでしょう。

ログログDIY

ログログDIYとは、DIY初心者が古民家を丸ごとDIYしていく様子を配信するYouTubeチャンネルです。
YouTube事業を多角的に展開する株式会社と安全靴や作業服等を販売する株式会社が共同で運営するチャンネルで、地方創生や空き家活用の促進のために積極的に動画配信に取り組んでいます。
具体的には、初心者がプロの大工さんに教わりながら、大工道具の基本的な使い方やDIYのコツなどを配信しており、DIYに詳しくない方でも楽しめる内容となっています。
また、実際に空き家の天井を解体したり、畳をフローリングに貼り替えたりなどの作業の様子も配信しており、見ているとこちらもDIYをしたくなるような動画となっています。
そして、ログログDIYは、2021年6月から、動画の総再生回数はなんと約208万回と多くの方に視聴されています。
今後はさらに、茨城県下妻市などの地方自治体や一般社団法人全国古民家再生協会と連携して、動画で空き家問題などの社会問題について積極的に発信していくとのことです。
これからも動画配信で多くの方に空き家の利活用を伝えることで、空き家問題の解決につながることが期待できますね。

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まとめ

今回は空き家を動画でPRするメリットや取り組み事例をご紹介しました。
近年は、動画コンテンツが人気なこともあり、安価な予算でさまざまな角度から空き家情報を多くの方に配信することができます。
そして、動画配信で多くの方に空き家の利活用や地域の魅力を発信することで、地方創生や空き家問題を解決できる可能性を秘めています。
ぜひ、この記事を参考に空き家の利活用をご検討ください。
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