離島には、独特の風習や文化があり、美しい海や森林といった大自然の中でのびのびと暮らすことができるのが大きな魅力といえるでしょう。
いつかは海辺で暮らしてみたいと考えている方にも、離島はおすすめです!
実は、離島での暮らしに空き家バンクを活用すると便利ということをご存じでしょうか?
今回は、離島での住居探しに役立つ空き家バンクの情報について紹介します。
憧れの離島生活を実現するために、さっそく空き家バンクをチェックしてみてくださいね。
▼離島だけではなく全国各地にある空き家バンクとは?
空き家バンクは、日本国内で増加している空き家問題を解消するための対策のひとつとして作られました。
放置された空き家は、倒壊のリスクがあり危険なだけでなく、衛生面、防犯面などでもさまざまなトラブルを引き起こす可能性が高くなります。
また、近隣住民に迷惑をかけることも多く、深刻な社会問題となっています。
国も空き家を利活用することを推進しており、空き家活用に役立つさまざまな取り組みや支援が実施されています。
立地条件のよい空き家は、不動産市場で流通されるため問題ありませんが、田舎や離島にある空き家は、その存在が知られることも少なく、情報がないことから活用することが困難でした。
そんな中、日本全国に存在する空き家の情報を誰もが簡単に知ることができれば、「空き家を借りたい人と貸したい、売りたい人とのマッチングが進み活用しやすくなる」という考えから、空き家バンクサービスは始まったのです。
空き家バンクは、全国それぞれの自治体が運営しています。
空き家を所有しているオーナーが、貸したい、売りたい空き家の情報を登録し、自治体がその空き家の情報を、空き家バンクで提供し、空き家を借りたい、買いたい人とのマッチングをサポートするサービスです。
自治体と民間団体が連携しながら、空き家バンクサービスを実施しているところが多いようです。
また、空き家バンクは、空き家問題を解消するために作られたサービスであるため、営利目的ではありません。
中には、営利目的の不動産会社が空き家の仲介を行なっているケースもありますが、その場合は仲介手数料などが発生します。
空き家バンクは、純粋に空き家を活用してもらいたいという願いにより作られているものであるため、仲介手数料などを支払う必要がなく、安い価格で借りたり買ったりすることができるのも魅力です。
空き家バンクにより、これまであまり知られていなかった離島や田舎の空き家の情報が公開され、リーズナブルな価格で住まいを手にして、憧れの離島、田舎暮らしを楽しむ方が増えています。
▼離島移住の際に空き家バンクは活用可能なのか
空き家バンクは、日本全国それぞれの地方自治体が管理する空き家の情報を集めたサイトになっているため、幅広い地域の賃貸・売却可能な空き家の情報を得ることができます。
美しい海に囲まれた環境のなかで、のんびり生活したいと離島移住を検討している方は増えています。
結論からいうと、離島移住を希望している場合の住居探しに、空き家バンクは活用できますし、おすすめの方法です。
日本全国に離島はたくさんありますが、その離島のある都道府県の自治体は、空き家バンクに力を入れているところが多く、掘り出し物の空き家物件を見つけやすくなっています。
また、空き家バンクに登録されている離島の空き家物件は、驚くほど安い価格で提供されているものも多く、憧れの離島暮らしの夢を実現しやすくなっています。
空き家バンクでは、物件の間取りや設備といった情報や、周囲の環境情報なども紹介されていることも多く、離島での住まいを探すのに大変おすすめです。
離島移住を検討している方の多くは、まず自分が住んでみたい離島を探し、その離島がある都道府県の空き家バンクから、住居を探すというパターンが一般的となっています。
離島暮らしの人気が高まっていることから、自治体内にある離島の島名から、空き家を検索できるようにしている空き家バンクもあり、大変便利です。
空き家バンクの情報をみてみると、離島の空き家のほとんどは4DK以上と広い住宅が一般的で、なかには8DK以上という、市街地では考えられないような間取りもあります。
<人気の高い空き家バンクをご紹介>
・離島の空き家
それでは、離島のある都道府県で、人気の高い空き家バンクをいくつか紹介します。
愛媛県松山市沖の離島、忽那諸島の空き家情報を公開している空き家バンク「離島の空き家」は、忽那諸島の魅力についても紹介されており、とにかく空き家の価格がリーズナブルでおすすめです。
長崎県壱岐島は、大都市福岡市まで簡単にアクセスできる住みやすい離島として人気です。
・いきしまぐらし
離島壱岐への移住を検討している方は、空き家バンク「いきしまぐらし」をぜひチェックしてみてください。
▼離島だけでなく空き家バンクで田舎の情報は集まる?
離島暮らしも人気ですが、同様に田舎暮らしも注目を集めています。
都会暮らしにちょっと疲れた方が、田舎への移住を検討するケースが多いようです。
豊かな自然、澄んだ空気、新鮮な食材など、自然と調和しながら、昔ながらの日本風な生活を送れるのが、田舎暮らしの魅力ですね。
ひとことで田舎といっても、田園風景の広がる田舎や、里山が美しい田舎、川辺の田舎や山に囲まれた田舎など、さまざまなタイプがあり、理想の田舎を探すのは、なかなか難しいものです。
テレビで見て魅力的と感じた地域や、以前から行ってみたいと思っている地域などについて、まずはネットなどで情報を収集し、移住前にまずは一度足を運んで実際に自分の目で環境などを確認しましょう。
そしていくつか住みたい地域の田舎のエリアを絞ったら、空き家バンクで物件を探すのがおすすめです。
<空き家バンクは田舎移住にもおすすめ!>
空き家バンクは、全国各地の空き家情報が掲載されているため、さまざまな物件をチェックすることができます。
とくに地方の田舎は、空き家の数が多く、価格も安いため田舎暮らしを検討している方にはぴったりです。
不動産会社の物件情報に掲載されていないお得な物件やが多いのも、空き家バンクの特徴です。
また、空き家バンクを利用して、物件を決めて田舎に移住すると、改修工事費用や家財処分費用など、移住後にかかる諸費用に補助金を出してくれる自治体もあります。
空き家物件を探している地域の自治体に補助金制度があるのかなども、あわせてチェックしておくとよいでしょう。
空き家バンクサービスがはじまった背景には、空き家を減らし利活用して欲しいという願いと、田舎などその地域に定住してもらい、地域活性化を図りたいという思いがあります。
田舎暮らしは、地域の方との交流をし 、助け合いながら生活することが基本です。
このような生活により、地域活性化へとつながります。
そのため、「都会で人付き合いに疲れたから田舎に移住した」というケースなど、田舎でも人付き合いを避けて暮らしたい、地域のお祭りや交流には参加したくないという方には、慎重にご検討ください。
また、田舎の空き家は、築年数の古い物件が多く、そのままの状態ではすぐに居住できないことも多いということも覚えておきましょう。
空き家に居住する前に、リフォームなどの修繕が必要なケースも多いです。
空き家の価格が安くても、リフォーム費用がかかるということも頭に入れておいたほうがよいでしょう。
▼まとめ
離島への移住を検討しているのであれば、空き家バンクで物件を探す方法もありますよ。掘り出しもの物件に出会える可能性もあります。
移住したい離島のある都道府県の空き家バンクをさっそくチェックしてみてくださいね。
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空き家で何かお困りのことがありましたら、ぜひご利用ください。