東京電力の空き家の電気料金対策!空き家の電気料金を安く済ませる方法とは

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各地域の空き家対策
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空き家を所有していると、維持管理のためのさまざまな費用がかかります。
誰も住んでいない空き家にかかるコストはできるだけ抑えたいものですね。

東京電力では、空き家対策の支援・サポートをおこなっており、空き家の電気代を抑えることが可能です。

この記事では、東京電力の空き家対策サポートや、電気料金対策についてご説明します。

空き家の電気料金を安く済ませる方法についてもご紹介しますので、空き家の電気代を少しでも節約したいオーナーの方は、ぜひ参考にしてくださいね!


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01地域の安全を見守る東京電力の空き家対策とは?

日本国内では、空き家の数がどんどん増加しており、大きな社会問題として懸念されています。
空き家は、さまざまなトラブルの原因となってしまうため、国や自治体は空き家問題を解消するための取り組みや支援をおこなっています。

大手電力会社である東京電力も、空き家対策の支援を実施していることをご存じでしょうか?

東京電力では、電力会社ならではのネットワークを活用して、空き家の適正な把握や調査から、地域安全のための見守りをおこない、自治体などを支援しているのです。

「空き家対策を推進したいけれど、自治体の対応要員が少ない」
「地域の空き家の実態を調査して、空き家の軒数や危険度を把握したい」
「居住者や所有者不明の空き家を調査したい」
「遠隔地に居住している空き家オーナーへの対応を充実させたい」
「地域住民からの通報や空き家の所有者への働きかけを支援してほしい」


これらのような、空き家に関する悩みごとや実現したいことがある自治体を、東京電力はサポートしています。



東京電力の空き家対策支援

東京電力グループでおこなっている空き家対策支援をみていきましょう。


空き家の調査支援

東京電力では、幅広く空き家の調査支援をおこなっています。
空き家の実態調査から、アンケート調査やリスト作成、所有者特定などをおこないます。
空き家の所有者を特定するだけでなく、所有者と面談して働きかけまでサポートします。


空き家の対応支援

東京電力は、空き家に関する地域住民からの通報に対応し、周辺住民に危険を及ぼす可能性のある 空き家の対応を支援します。
通報を受けた空き家の現地確認や、「特定空き家等」の指定にともなう現地調査もおこないます。
また、遠隔地に居住する所有者への対応も、東京電力が代わって対応します。


空き家の利活用支援

コンディションの良い空き家の所有者へ、利活用するよう働きかけ、サポートします。
空き家バンクへの登録を推進するなど、東京電力では、空き家の利活用を支援します。



東京電力の空き家支援のポイント

東京電力の空き家支援は、大手電力会社ならではの地域とのつながりを活かしていることが、大きな強みです。

東京電力は、電力設備に関する用地取得から管理まで、地域住民や空き家所有者への働きかけをおこないます。
豊富な経験やノウハウを活用することで、空き家の調査や問い合わせへのスムーズな対応ができるのです。

また、東京電力の社会的な認知度の高さ、信頼度の高さも魅力です。
長年かけて築いてきた地域住民との信頼関係があるため、安心してサポートを任せられます。

さらに、東京電力の「東電用地コンサルティング行政書士事務所」を活用することで、行政書士と連携しながら、相続調査をおこなうことも可能です。
地域内の危険な空き家の所有者へ、面談による働きかけをし、自治体では対応が難しい案件にも対応しています。

対応力が高いことも、東京電力ネットワークのセールスポイントです。
東京電力サービスエリア内をメインに、各支社でバックアップ体制が構築されており、空き家所有者が住んでいる地域の近隣支社が対応することで、より効率よく対応することができます。
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02空き家の電気料金対策と東京電力の電気料金

それでは次に、東京電力の空き家の電気料金対策についてご説明します。

大手電力会社は、「アンペア制」か「最低料金制」のいずれかの電気料金プランを採用しています。
東京電力では、「アンペア制」を採用しており、契約したアンペア数によって、電気料金の基本料金価格が異なります。

アンペア数が低いほど、使用できる電気量が小さくなるため、電気料金の基本料金が安くなります。
東京電力では、「スタンダードS」プランなら、10アンペアから契約できるようになっています。
東京電力の契約アンペア数と月額基本料金(税込)を確認してみましょう。

●10アンペア 286.00円
●15アンペア 429.00円
●20アンペア 572.00円
●30アンペア 858.00円
●40アンペア 1.144.00円
●50アンペア 1.430.00円
●60アンペア 1.716.00円


ちなみに目安として、照明は2アンペア、冷蔵庫は2.5アンペア、テレビは4.9アンペア、電子レンジは15アンペアほど使用します。
東京電力の場合、ほとんど電気を使用しない空き家であれば、最低アンペア数である10アンペアで契約すれば、かなり電気料金を節約できますね。

空き家の管理で掃除機を使用するのであれば、15アンペアか20アンペアで東京電力と契約しておくほうが安心です。
アンペア料金が基本料金となり、プラスで使用した電力量料金がかかります。

東京電力「スタンダードS」プランの場合の電力量料金は、1kWhにつき、120kWまでが19.88円、121kWh~300kWhまでが26.48円、301kWh以上が30.57円となっています。
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03もっと安くできる?空き家の電気料金費用を安く抑える方法

空き家を所有していると、固定資産税や維持管理費などさまざまな費用がかかるため、電気料金は少しでも安く抑えたいと思う方は多いのではないでしょうか?

空き家の電気料金を安く抑える方法には、どのようなものがあるか確認してみましょう。
空き家の電気料金を安くしたい場合、まずチェックしたいのが、電力会社と契約しているアンペア数です。

居住者のいる一般的な住宅の場合は、40アンペア~50アンペアで契約していることが多くなっています。
しかし、誰も住んでいない空き家の場合、40アンペア、50アンペアまで電気を使用することはなく、必要ありません。

空き家管理のための掃除や照明を使用するくらいであれば、15アンペアあれば十分です。
東京電力のケースですと、15アンペアの基本料金は429.00円で、50アンペアの基本料金は1.430.00円であり、アンペア数を変えるだけでも、かなり電気代を節約することができます。
アンペア数の変更は、無料でおこなってもらえますが、原則として季節的な変更はできないため、注意してくださいね。

そのほか、空き家の電気料金を節約する方法としては、ブレーカーを落としておくのがおすすめです。
しかし、冷蔵庫や空調循環システムなど、24時間稼働させておく必要がある電化製品などがある場合は、ブレーカーを落とすことはできませんので注意してください。

また、ブレーカーを落としておくと、空き家の漏電による火災を防ぐこともでき、安心です。
空き家全体のブレーカーを落とすのではなく、分電盤の24時間電気供給が必要な箇所は落とさずに、そのほかのブレーカーを落とすことでも電気料金を節約することができます。

空き家の電気契約を解約してしまえば、電気代は一切かからなくなりますが、空き家を適正管理するために電気は必要であるため、安易に解約することはおすすめできません。
空き家の電気契約を解除するかの判断は、今後その空き家をどうするかによって、異なります。
空き家を解体することが決まっていて、不用品の処分も完了している場合には、漏電などによる火災を防止するためにも、解約したほうが良いでしょう。

一方、空き家を解体しないのであれば、当面はその物件を管理会社またはご自身の手で管理しなくてはなりません。
管理会社に空き家の管理を依頼する場合には、電気契約について管理会社の指示を仰ぎましょう。
ご自身で空き家を管理する場合には、通電する必要のある設備の有無や、管理の際の掃除などで電気が必要かによって、電気契約を維持するかを判断する必要があります。

通電する必要のある設備には、給湯器や浄化槽、ホームセキュリティがあります。
これらの設備がある場合に電気の契約を解除してしまうと、給湯器の凍結による故障、浄化槽内のバクテリアの繁殖、ホームセキュリティの機能停止などの弊害があります。
これらの設備はなくても、掃除などに電気を使うため電気契約を残しておきたい場合には、電気を使わないあいだはブレーカーを下ろしておくこともできます。

また、現在契約しているアンペア数や、電気料金プランを見直してみることで、空き家の電気料金を大幅に節約することができるようになります。
最近は、最低月額料金や毎月の基本料金が0円の電力会社も登場しているため、空き家の電気使用量によっては、電力会社を乗り換えるのも、一つの手段です。


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04まとめ

空き家が東京電力サービスエリア内の場合は、アンペア数の見直しをおこなうことで、簡単に空き家の電気料金を軽減することができます。
現在の空き家の契約アンペア数を分電盤で確認して、15アンペア以上なら東京電力へ連絡して、アンペア数の変更をお願いしましょう。


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