毎月定額のお金を払うことで、いろいろなサービスが受けられる「サブスクリプション」の人気が高くなっており、さまざまな分野で導入されています。
日本の社会問題として深刻化する、空き家を解消できる方法として、空き家活用ビジネスにおいても、サブスクリプションが取り入れられており話題となっています。
この記事では、新しい空き家の活用方法として注目されている、空き家のサブスクリプションサービスについてご紹介します。
空き家サブスクリプションサービスを利用して、新しいライフスタイルを楽しみましょう!
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▼サブスクリプションとはなに?そもそもどのようなサービスがある?
最近、サブスクリプションという言葉を耳にする機会が増えてきており、すっかり浸透していますよね。
サブスクリプションとは定額制や月額制のことで、定められた一定の金額を支払うことで、さまざまなサービスを受けられるようになる仕組みのことです。
サブスクリプションといえば、音楽聴き放題や本読み放題、動画見放題などのサービスがよく知られていますね。
サブスクリプションは、インターネットを通じて利用できるサービスがほとんどでしたが、最近では飲食業界や小売業界など、さまざまな業界でも取り入れられるようになっています。
サブスクリプションサービスは、消費者がメリットを得られることが多いため、ますます人気が高くなっています。
日本の社会問題として深刻化している空き家問題を解消するために、空き家を有効活用するためのさまざまなビジネスや事業が推進されています。
この空き家を利用したサブスクリプションサービスも開始されており、注目を集めているのです。
▼空き家のサブスクリプションサービスADDressについて
少子化や高齢化にともない、誰も住んでいない空き家の数がどんどん増えています。
とくに、地方の放置されたままの空き家率が急増しており、社会問題となっています。
国も空き家問題の対策として、「空き家対策特別措置法」を施行し、自治体ぐるみで空き家の数を減らすために、いろいろな取り組みを行なっています。
空き家を有効活用するビジネスもさまざまなものが出てきていますが、とくに注目を集めているのが、空き家のサブスクリプションサービスです。
空き家のサブスクリプションサービスに参入する企業も増えています。
ここでは、空き家のサブスクリプションサービスのなかでも、とくに人気の高い「ADDress」について、ご紹介していきます。
空き家のサブスクリプションサービス「ADDress」を利用すれば、憧れのライフスタイルを叶えることができますよ!
<「ADDress」とは?>
「ADDress」は、定額料金を支払えば、全国に40拠点以上ある、日本各地にある運営する住宅に、どこでも住めるという、サブスクリプションサービスです。
・魅力的な物件
「ADDress」が提供する住宅は、地方にある空き家や、遊休別荘空き家などをリノベーションしたものとなっています。
好きなときに、好きな場所で、好きなように暮らせるため、日本全国の場所を移動しながら、仕事や生活をすることができるのです。
週末は自然豊かな場所で過ごしてリフレッシュしたり、それぞれの土地の観光やアクティビティを楽しんだりと、住みかにとらわれずに、自由な生活スタイルを楽しめます。
「ADDress」の物件は、アクセス良好な都市部近郊や、自然が美しい魅力的な地方を中心として展開されています。
立地条件の良い空き家を活用して、別荘にリノベーションし、快適な暮らしを提供しています。
・管理者のサポートあり
「ADDress」の家には、「家守(やもり)」とよばれる、生活をサポートするコミュニティマネージャーがいます。
地域住民ならではの情報を教えてくれたり、地域の人との交流の場を設けてくれたりします。
「家守(やもり)」は、共有部分の清掃やゴミ出しなどを行い、家を清潔に保ち周辺のおすすめのお店などを紹介してくれるため、知らない土地でも、安心して暮らすことができ安心です。
<「ADDress」の利用方法>
「ADDress」のサブスクリプション料金は、月額40,000円(税別)です。
「ADDress」のホームページの専用ページから、ネットで簡単に家の予約ができるようになっています。
敷金・礼金・保証金といった初期費用はかからず、電気料金・ガス料金・水道料金・ネット回線料金も、かかりません。
また、それぞれの住宅には、ダブル〜クイーンサイズのベッド(和室の場合は布団利用)共有部分の家具、家電、アメニティ類が完備されています。
契約者と同伴であれば、二親等(両親・夫・妻・お子さん、兄弟姉妹、祖父母、お孫さん)、または、固定のパートナー1名までが追加費用なしで、利用できます。
最低3ヶ月の契約が必要で、同じ個室の連続利用は、最長7日間までとなっています。
▼ADDressへの空き家提供方法
空き家の所有者の多くは、売却や賃貸したくても、買い手や借り手が見つからなかったり、解体したくても費用をまかなうことができなかったりという悩みを抱えています。
空き家は所有しているだけでも、固定資産税や都市計画税の負担がかかり、管理も必要になるため、さまざまなコストがかかります。
たった1年ほどであっても、放置された空き家は劣化が急速に進み、土台の基礎工事からやらないと再利用することができない状態になってしまいます。
また、空き家になってしまうことで、住宅価値が低下しその周辺地域は外部不経済におちいってしまう恐れもあります。
行政によって展開されている「空き家バンク」や、「ADDress」に相談してみるのも一つの手ですね。
<「ADDress」の空き家条件>
空き家活用サブスクリプションサービス「ADDress」では、空き家活用に一緒に取り組む空き家オーナーを募集しています。
空き家のある地域とのつながりを維持しながら、ともに地域活性化に役立ちたいという意思のあるオーナーを求めています。
「ADDress」で、空き家を活用してもらうための条件は、賃貸物件として提供することです。
また、契約条件の中には、下水道敷地工事・電気工事・水回り工事(トイレ・浴室)・台所取替え工事・給湯器工事・設計費・DIY資材費・家具、家電、備品を、初期費用として、空き家オーナーが負担することが含まれます。
空き家の状態や、立地により、初期費用や家賃が違ってきますが、契約から2〜3年で家賃収益が見込めるようになることが多いようです。
「ADDress」では、家ごとの個性を活かしながら、プロのクリエーターが参加し、デザインされ、「ADDress」で活用されることにより、新しい価値を作り出すことができるのです。
現在、「ADDress」で募集している空き家の条件は、「4DK、または4LDK以上の間取り」、「最寄駅から徒歩15分圏内」、「管理人候補を紹介・推薦できる」、「初期費用を負担できる」となっています。
また、急募中のエリアとして、東北エリア(新幹線駅からアクセスしやすい)、東海エリア(名古屋・浜松からアクセスしやすい)、北陸エリア(首都圏から乗り換えなしで行ける)、山陽エリア(新幹線駅からアクセスしやすい)、沖縄(沖縄本島)が挙げられています。
<空き家提供申し込み方法>
条件を確認のうえ、「ADDress」に空き家物件を提供してみたいと考えているオーナーは、「ADDress物件情報エントリー」(//form.run/@inquire-RS)に必要事項を入力して、送信して申し込みを行います。
「ADDress」の条件に合う空き家物件だった場合は、スタッフから連絡が入ります。
選考により採用できないケースもあるため、ご注意ください。
▼まとめ
空き家を活用したサブスクリプションサービス「ADDress」は、予想以上の人気で、たくさんの人に利用されています。
空き家を活用するための手段のひとつとして、「ADDress」への空き家提供を検討してみてはいかがでしょうか?
全国空き家管理ナビでは、空き家管理を適切に行い、さまざまなリスクを減らすお手伝いをする不動産会社を検索できます。
空き家で何かお困りのことがありましたら、ぜひご利用ください。