空き家を活用して田舎に移住!その移住事情や活用方法と注意点とは?

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空き家を活用して田舎に移住!その移住事情や活用方法と注意点とは?

コロナ禍以降に「のんびりとした時間が流れる自然豊かな環境で、のびのびと自由に暮らしたい」というローカルシフトな考え方が広まり、田舎へ移住する方が増えました。
そこで移住者の住まいとして注目されているのが、空き家です。
今回は、田舎に空き家を所有している方に向けて、田舎に移住する方々の移住事情や、空き家の活用方法と注意点、管理方法について解説いたします。

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空き家を活用して田舎へ移住!空き家に移住する事情とは?

総務省統計局の「住民基本台帳人口移動報告」によると、東京都では2020年5月に、2013年7月以降初めて人口移動において転出超過となりました。
田舎は都会とは違って利便性に欠けることもありますが、豊かな自然や物価の安さ、人間関係のあたたかさなど、地方ならではの魅力がたくさんあります。
また、田舎は都会と違って一戸建ての割合が高く、人口減少に伴って空き家の数も増えています。
そのため、集合住宅であるアパートやマンションの空き物件を探すよりも、一戸建てのほうが探しやすいです。
なかでも一戸建ての空き家は、通常の物件よりも安い価格で借りたり買ったりすることができます。
田舎へ移住する際に空き家を活用する事情としては、新築でお家を建てるよりも手間や費用を少なくできることがあげられます。
空き家をリフォームやリノベーションすることで、より良く住みやすい家に変えることもできます。
また、ほかにはない「こだわりの住まい」を実現することもできるでしょう。
地域によっては、過疎化を防いで街を活性化させるために、移住者向けの雇用支援や空き家の住宅改装費の支援などの取り組みをおこなっています。
たとえば、和歌山県有田市では、一定の条件を満たす移住者が市の「空き家・空き地バンク」に登録された空き家の購入及び改修、空き地への新築をする場合に、その費用の一部を補助する取り組みをおこなっています。
このほかにもさまざまな自治体が移住者支援のための取り組みをおこなっていますよ。

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このように、以前に比べて田舎への移住支援も手厚くなっていることから、性別や年齢を問わず田舎へ移住する方々が増加しているのです。
空き家を活用することでコストを抑えて移住できるほか、補助金も支給される可能性があるため、若年層の方でも田舎暮らしを実現することができるでしょう。

空き家を活用して田舎へ移住!活用方法や注意点とは

前述のとおり、田舎の空き家に移住すると通常の物件よりもコストが抑えられるほか、自治体によっては移住支援を受けることができます。
とはいえ、移住支援を受けるには10年以上の定住などの条件が付けられている場合もあり「住んでみて田舎暮らしが合わなかったらどうしよう」と迷う移住希望者もいるでしょう。
そこで、この章では移住者のための空き家の活用方法と注意点を解説いたします。

移住者のための空き家の活用方法

都会から田舎へ移住を考えている方々のなかには、初めから空き家を購入して生活することに抵抗があるという方もいらっしゃるでしょう。
空き家を購入しリフォームをするとなるとそれなりの金額がかかるため、慎重になるのも当然です。
そこで、空き家を賃貸物件として出すという活用方法があります。
賃貸借契約であれば、移住希望者もさほど初期費用をかけずに気軽に移住することができるでしょう。
また「お試し移住」で空き家を宿泊先として提供する方法もあります。
自治体によっては、過疎化対策の一つとしてお試し移住制度の取り組みをおこなっているところもありますよ。

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移住者のための空き家活用における注意点

所有者が移住者のために空き家を活用する際の注意点としては、手間やコストの問題があげられます。
賃貸物件にする際は、状態が良ければそのまま貸すことができますが、建て替えをする場合は多額の費用が必要となるでしょう。
解体費用や新たな建築費用以外にも、入居者の確保、修繕費や税金など、運用しながら維持をするためにさまざまな手間やコストがかかります。
また、田舎の場合は都会と比べて家賃の相場も低くなるため、思うような家賃収入が得られない可能性もあります。
賃貸物件として運用すると空き室リスクもあるため、空き家を建て替えるなどのコストをかけて賃貸物件にする場合は、事前にニーズをしっかりと調べたうえで判断すると良いでしょう。
空き家をリノベーションして売りに出す場合も、リノベーション費用や仲介手数料などの諸費用を上回る金額で売却できなければ赤字となるため、ご注意ください。
地域にもよりますが、田舎では新築一戸建ての相場が2,000万円台のため、大掛かりなリノベーションをして高い金額で売却しようとすると、かえって売りにくくなるケースもあります。
とくに築年数の古い空き家は解体して更地にしたほうが売りやすい場合もあるため、不動産会社に相談してから決めると良いでしょう。

空き家を活用して田舎へ移住!空き家の管理は不動産会社へ

相続などで田舎の空き家を所有することになったときに、今住んでいる場所に持ち家がある場合は、空き家を管理するのが大変でしょう。
しかし、人が住まなくなった空き家は、定期的に掃除やメンテナンスをしなければどんどん劣化し、いざ売却したいと思ったときに希望する価格で売れなくなる恐れがあります。
また、空き家は放置すると防災面や防犯面でも大きなリスクがあるでしょう。
たとえば、空き家は人の目を避けて犯行に及ぶことができることから、放火犯や不法侵入犯に狙われやすく、実際に空き家を狙った犯行もニュースで取り上げられています。
このように空き家を適切に管理せずに放置してしまうとさまざまなリスクがあるうえに、いざ売却や利活用したいと思ったときには劣化が進んでいる恐れがあります。
そのため、空き家を自分で管理するのがむずかしい方は、不動産会社に管理を依頼するのがおすすめです。
管理を依頼すると、定期的な建物の劣化の確認や換気、簡易洗浄や通水といったことをしてくれるので安心ですよ。
管理以外にも、移住希望者に空き家を売却したり貸し出しをしたいときは、その地域に詳しい不動産会社に仲介を依頼することでトラブル防止に役立ちます。
とくに田舎にある古い空き家は通常の物件よりも修繕が必要な箇所があったり、都会と違って周辺環境に不便な面があったりなど、買主または借主となる移住者への留意事項が多くなりがちです。
そのため、その地域に詳しい不動産会社に仲介を依頼すれば、移住希望者に細かい地域の情報を提供できるため安心です。
そして、不動産会社に仲介を依頼すると条件などの交渉をする際にアドバイスも受けられるので、より良い条件で空き家を譲りやすくなるでしょう。

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まとめ

今回は、田舎に空き家を所有している方に向けて、田舎に移住する方々の移住事情や、空き家の活用方法と注意点、管理について解説いたしました。
コロナ禍以降、都会から地方への移住のニーズは高まっているため、移住希望者向けに空き家を利活用する所有者も増えています。
管理や運用が個人ではむずかしい空き家については、空き家管理をおこなう不動産会社に任せると、うまく利活用できるでしょう。
ぜひ、この記事を参考に、田舎にある空き家の利活用をご検討ください。
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