空き家や解体後の土地活用 相続後に迷ったらおすすめしたい8つの方法

カテゴリ:
空き家活用
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

空き家や解体後の土地活用 相続後に迷ったらおすすめしたい8つの方法

空き家は全国で増え続けていて、都市部でも地方でも関係なく自治体を悩ませる問題となっています。
特に近年多いのが、親が亡くなって実家を相続したものの、今後そこに住む予定がなく放置してしまうケースです。
放置されてしまった家はだんだん傷みがひどくなり、いつしか荒れ放題の空き家となってしまいます。
また、もう一つ多いケースが、空き家を解体した後の土地の活用法が見つからず、更地のままになってしまっていることです。
せっかく譲り受けた財産を、使い道がないからという理由だけで放置するのはもったいないですよ!
今回は、空き家や解体後の土地活用についてご紹介します。

弊社へのお問い合わせはこちら

空き家や土地活用をした方が良い理由とは

空き家や解体後の土地活用について具体的な例を紹介する前に、そもそもなぜ活用した方が良いのかという理由について説明しましょう。
空き家や土地は不動産なので、どれだけ荒れ放題でも所有している以上は税金がかかります。
不動産を含む相続が発生すると、相続をした時に納める相続税がありますが、それは一度きりです。
しかし固定資産税は、売却、もしくは誰かに譲る(贈与)ことをしない限り、所有している人が納めなくてはいけません。
しかも土地の場合、その上に家が建っていると本来の税額から6分の1に減額できる小規模宅地の特例があるため、空き家を解体するとこの特例から除外されてしまいます。
そうなると、今まで納めていた固定資産税が本来の金額に戻る=6倍になるため、かなり大きな負担となります。
もし、あなたが今まで10万円だけの納税で済んでいたものが更地にしたとたん60万円を納めなくてはいけなくなったと考えたら、家計への影響はとても大きいですよね。
もし、あなたが今まで10万円だけの納税で済んでいたものが更地にしたとたん60万円を納めなくてはいけなくなったと考えたら、家計への影響はとても大きいですよね。
最悪の場合は、放火されて大きな被害が出てしまう可能性だって否定できません。
そうした点を考えると、空き家にしろ解体して更地にするにしろ、何らかの形で活用することは重要です。

空き家や解体後の土地活用のおすすめ方法

では、実際に空き家や解体後の土地を活用するにはどんな方法が良いのでしょうか?
その一例をご紹介します。

空き家編

1.賃貸住宅にする
空き家を賃貸にすると、家賃収入を得ることができます。
最近は郊外や地方への移住に憧れる人向けの物件として貸し出すケースも増えているので、空き家活用の定番と言ってもいいかもしれません。
もちろん、荒れ放題のままで借り手が見つかる確率は低いので、人が住める状態に修繕するか、リノベーションして新しく生まれ変わらせることをおすすめします。
2.売却する
こちらも空き家活用の定番です。
思い出が詰まった実家を手放すことは複雑かもしれませんが、売却できればその後の固定資産税に悩むことはないため、相続後住むつもりがないなら思いきって売るのもおすすめです。
思い出が詰まった実家を手放すことは複雑かもしれませんが、売却できればその後の固定資産税に悩むことはないため、相続後住むつもりがないなら思いきって売るのもおすすめです。
3.店舗や地域の施設として活用する
誰かに貸す・売る以外の方法での活用方法としては、店舗や地域の施設として使う方法があります。
店舗なら古さを活かした飲食店などにリノベーションできますし、お客さんがたくさん来てくれる人気店になれば収益を上げることも期待できます。
また地域の施設として活用する場合は、管理も地域の人たちにお願いすることもできるので手間がかかりません。

土地活用編

1.貸すまたは売る
土地も空き家と同じく、貸地や売地として活用することができます。
土地も空き家と同じく、貸地や売地として活用することができます。
また売る場合、売却代金を他の相続人と平等に分割することができるので、不動産として相続するより現金化して分け合う方向で意見がまとまっているならその方が良いでしょう。
2.有料駐車場にする
比較的車の利用が多く駐車場の需要が高いエリアなら、有料駐車場としての土地活用もおすすめです。
初期投資の費用もあまりかからないため、少額での土地活用を希望する人は検討してみてはいかがでしょうか。
3.レンタル農園にする
周辺に畑が多いエリアの場合、農地へ転用してレンタル農園を運営する方法があります。
近年は食育や食の安全を考える人が増えているので、自分や家族が食べる作物を自らの手で作って収穫できるレンタル農園はニーズがあります。
都市部から車で片道1時間以内などあまり遠くない距離にある土地なら、借りる人も週末や長期休みの時に来やすいでしょう。
なお、宅地だった土地を農地として活用する場合は完全に空き家を取り除くことや地目変更などいくつかルールがありますので、事前にきちんと確認しましょう。
4. コインランドリーを経営する
住宅密集地や大規模な商業施設の近く、または駐車場を併設できる広さがある場合、コインランドリーを経営するのも選択肢の一つです。
従来のコインランドリーの顧客層である学生や単身者に加え、近年では訪日外国人や仕事を持つお母さんなどの利用も期待できます。
コインランドリーを経営するには、ご自身でコインランドリーを経営していく方法に加え、コインランドリーのチェーンに土地を貸す方法があります。
ご自身でコインランドリーを経営する際、フランチャイズに加盟すれば、開業時の調査やプランニングなどの手間を省き、ある程度知名度のある看板を掲げることができます。
コインランドリー経営のメリットとしては、一旦顧客を獲得すれば、リピーターが付きやすい点、人件費や修繕費などのコストがそれほどかからない点、小規模宅地の特例や設備費用の即時償却を利用できるため、節税につながる点などがあります。
一方で、コインランドリーの設備を導入する必要があり、初期費用が高額である点、高額の収益が見込めない点、無人経営となるので防犯対策が必要となる点などには注意が必要です。
5. トランクルームを経営する
また、空き家や土地の活用法として近年注目されているのが、トランクルーム経営です。
空き家内のスペースを区切ってトランクルーム活用することもできますし、土地活用の場合には、敷地内にコンテナを並べる方法や、ロッカーやクローゼット程度のサイズのトランクルームを設置する方法があります。
経営の方法としては、ご自身ですべて経営を担う方法以外にも、業者に経営を委託する方法もあります。
業者に委託する場合には、所有者が提供した土地に業者が設備を建設して借り上げる一括借り上げ方式と、所有者が設備投資や経営を担い、日常業務のみを業者に委託する業務委託方式があります。
トランクルーム経営のメリットとしては、トランクルームは人口密集地であれば需要が高い業種である点、居住用物件ではないため、修繕などの手間が比較的かからない点が挙げられます。
一方で、人口が少ない地域では極端に需要が少ない可能性がある点や、貸倉庫の一種となるため、建築基準法や都市計画法、倉庫業法に適合する必要がある点には注意が必要です。

この記事も読まれています|放置すると危険な空き家を活用する!空き家活用プランナーとは?

まとめ

空き家も更地も、そのままにしていては何のメリットもありませんが、方法次第では存分に活用することができます。
全国空き家管理ナビでは、空き家管理を行う不動産会社や、解体後の土地活用などについて相談を承っている不動産会社を探すことができます。
相続後の活用についてお困りの方は、ぜひご利用ください!
全国空き家管理ナビでは、空き家の管理を行なう専門業者を検索できます。
空き家管理にお困りなら、ぜひこちらで頼れる業者を見つけてください!
住まいをお探しの方はこちらをクリック↓

弊社へのお問い合わせはこちら

空き家の相談はこちらから