マイホーム借上げ制度について
自分が住んでいる家を飛び出して、どこかに移住したいと思ったことはありませんか?例えば自然が豊かな北海道の知床や南国の楽園、沖縄。またはどこか素敵な海外に住んでみたい・・・でも自分には所有している自宅があり、その自宅をなくしたくはないし、かといって移住した後の空いた自宅を貸しても借り手がいなかったり、借り手が決まっても、また退去が出て空き家になったらまた募集しなければいけないのも煩わしい。そんなあなたに素敵な制度があります。それが「マイホーム借上げ制度」です。
この制度は、一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(以下、JTIという)が提供する制度で、50歳以上の方の自宅を対象とし、その自宅を貸した場合に、ずっと借上げて転貸し、基本終身で、安定した家賃を保証してくれます。これにより空室の心配もなく移住ができて、また老後の資金も確保できます
- この制度を利用できる人は、50歳以上の方で自宅を所有している方です。借りる方はJTIが提携している不動産会社を通じて探します。
- 利用できる物件には条件があり、主なところでは、一定の耐震性が確保されていること、土地や建物に抵当権が設定されていない事、火災保険をかけていること、建物を事前に改修しておくこと等々があります。耐震性の判断をする耐震診断については、昭和56年6月1日以降の建物については原則不要となります。
- 契約期間は、基本終身となっていますが、その場合3年間の定期借家契約の為、3年毎に再契約するかどうかを検討し、もし戻ってきたい場合は、半年から1年前に解約通知をすれば戻ることができます。また最初から5年、10年等の年数を決めて定期借家契約をすることも可能です。
- 借上賃料は、JTIが賃料保証をする為、一般の賃料相場より約10%~20%低く設定された上で、更に諸費用として15%が別途必要になるので、相場よりも25%~35%低くなります。そして借上賃料の上限は127,500円となっており、首都圏等の都心部の場合は厳しい場所もありそうです。また一番最初は入居者が決まるまでは賃料が保証されません。あと敷金や礼金は無しで募集になります。
- 借上げ契約成立後の費用負担については、入居中の修繕費用、退去時の原状回復費用がもちろん必要になります。
もしご興味があり、詳しい内容を聞きたい方は、一度、一般社団法人 移住・住みかえ支援機構(JTI)までご相談ください。