空き家を放置する3つのデメリット 知らないと損をする!

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空き家を放置するデメリット


この記事を読んでいる人の中に、現在空き家を所有している人ってどのくらいいるんでしょうか?

最近多いのが、親が亡くなって誰も住んでいない実家を空き家として放置するケースです。

そういった人がなぜ増えているのかと言うと、

「今は別の場所に住んでて、そこでの暮らしに馴染んでるから」

「将来、きょうだいの誰かが住むかもしれないし!」

「色々手続きが面倒そう…」

という理由があるようです。

確かに、別の場所での暮らしが確立されていたり、いずれまた住む可能性があったりしたら、そのままにしておく方が楽です。

処分するにしても、手続きがめんどくさくて放置したくなる気持ちも分かります。

が、しかし!実はそれってあなたにとってデメリットしかないんです!

どんなデメリットがあるのか、さっそく見ていきましょう。

 

空き家を放置するデメリット① 治安が悪くなる


空き家を放置することで起こりうる最初のデメリットは、治安が悪くなることです。

ここで「治安が悪くなる?どういうこと?」と思った人もいるかもしれません。

 

例えば、誰かが住んでいる家でも留守だと判れば、空き巣が入って物を盗まれますよね。

それと同じような感じで、空き家も「ここは誰も住んでいない=入り放題!!」と、不審者に狙われやすくなるのです。

しかも、その空き家に家具や家電が以前のまま置かれていて、電気も水道もガスも使えたとしたら、不審者がそれを勝手に使うことだって十分あり得ます。

また、住み着いた空き家を拠点にして犯罪が行われることだってあるんですよ…

 

他にも、どこからかやってきた人がゴミを投げ入れたり、塀や壁に落書きをされたり、時には放火されることだってあるんです!

そうなれば、周辺地域の治安はどんどん悪化するでしょう。

自分が育った実家が原因で地域の治安が悪くなるなんて…嫌ですよね?

見知らぬ人が勝手に出入りして使用した家具や家電を、再び使おうとは思わないですよね?

空き家を放置することで治安が悪くなるというのは、そういう理由があるんです。

 

空き家を放置するデメリット② 資産価値の低下


続いてのデメリットは、資産価値の低下です。

空き家に限らず、建物は年月が経つとだんだん価値が下がっていくということは、多くの人が知っていると思います。

ですが、ここで「結局資産価値が下がるなら、空き家にしてても同じことでしょ?」と思うのは間違いです!


何も手入れしないで放置した空き家は、ちゃんと手入れがされている家より傷みが早く進み、あっという間にボロボロになってしまいます。

そうなると、元々がどれだけ立派な家であっても、いざ売ろうとした時に資産価値がほとんどなく、「たったこれだけでしか売れないの!?」となることも少なくありません。

家が傷むスピードは思った以上に早く、気付けば「あれ?この家、こんなにボロかったっけ…?」となってしまいます。

 

つまり空き家の資産価値は、管理をする人次第で大きく変わるのです。

 

空き家を放置するデメリット③ 税金問題


3つ目のデメリットは、税金問題です。

空き家の税金問題というと、「家を解体して更地にしたら、固定資産税の減税対象外になって税金が上がるんでしょ?」と思われる方も多いと思います。

確かにそれも大きな税金問題ですね。

だって更地にしたら、固定資産税の金額が最大で6になるんですから。

ですが、もう一つ重大な税金問題があります。

それが譲渡所得税です!

 

譲渡所得税とは、家や土地を売った時、その代金から購入価格と売却にかかった諸費用を差し引いて残ったお金にかかる税金のことです。

これは家や土地を相続した時にもかかる税金ですが、実は相続の場合、一定の条件を満たすと3000万円の控除を受けることができるのです!

ただし、その控除を受けるためには申請が必要ですが、その申請期限は相続した日から3年経つ年の1231日までと決まっています。

(例:201661日に家を相続したら、20191231日までの申請が必要)

また、この軽減措置は20191231日までの適用となっているので、2017年から2019年の間に家や土地を相続した人は、通常より申請期間が短いんです!

詳しくは、国土交通省が公開している空き家の発生を抑制するための特例措置についてご覧ください。

 

まとめ


これまで3つのデメリットについて紹介してきました。

空き家を管理するのは面倒だけど、それを放置するのはもっと大変なんだということがお分かりいただけたでしょうか?

今回紹介したデメリットを避けるためには、面倒でもちゃんと手入れや管理を行うことと、税金問題を知っておくことが大切です。

手入れや管理をきちんとすることは地域の治安を守ること、家の資産価値を大きく下げないことにつながります。

そして、もし空き家となった実家を解体して更地にしても、それを売って譲渡所得税軽減の申請を行えば、固定資産税の負担がいくらか軽くなるはずです。

今空き家を抱えていてお困りの方は、ぜひ覚えておいてくださいね♪

管理にお困りの場合は全国空き家管理ナビを使って、代行してくれる不動産会社を探してみてください。

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