空き家を活用してワークショップを開催しませんか?魅力的な事例をご紹介

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空き家を活用してワークショップを開催しませんか?魅力的な事例をご紹介

実家の相続などで空き家を所有することになった方は、どのように活用すれば良いかお悩みではありませんか?
そこでおすすめなのが、空き家を活用したワークショップの開催です。
この記事では、ワークショップとはなにかに加えて、開催するメリットや空き家を活用したワークショップの事例、開催方法を解説します。
ぜひ参考に、ご覧ください。

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空き家を有効活用できる?ワークショップのメリット

空き家は所有しているだけで維持費や固定資産税などの税金がかかるため、活用しないともったいないですよね。
近年は、空き家を有効活用する方法の一つとして、ワークショップの開催が注目を集めています。

ワークショップとは?

ワークショップとは、参加者が主体的に体験できる講座やグループ学習のことを指します。
ワークショップのスペルはworkshopで、元々は作業場や仕事場を意味する言葉として使われていました。
しかし、日本では1980年前後に自己啓発やエコロジーのワークショップが流行し、その後に「体験型の講座」という意味で浸透するようになりました。
たとえば、以下のようなワークショップがあります。

●演劇ワークショップ
●映画ワークショップ
●ダンスワークショップ


上記のように、ワークショップはエンターテインメント系が多く、監督や俳優が直接指導する講座もあります。
近年は、エンターテインメント系以外にもハンドメイドワークショップやものづくりワークショップなども流行しています。
空き家を活用したワークショップとしては、ものづくりワークショップが主流となっています。

ワークショップのメリット

空き家を活用してワークショップを開催するメリットは、地域交流の場になる点です。
ワークショップは、通常の講座やセミナーとは異なり参加者が主体的に動いて学ぶことができるため、参加者同士のコミュニケーションが生まれます。
また、参加者に当事者意識が生まれるメリットもあります。
たとえば、空き家再生のDIYワークショップを開催すれば、参加者が空き家問題について考えるきっかけになるでしょう。
魅力的な内容のワークショップを開催すれば、県外からも参加者を集めることができ、地域活性化にも貢献できます。
このように、空き家を活用したワークショップはさまざまなメリットと可能性を秘めているのです。

空き家活用に有効?ワークショップの魅力的な事例

では実際に、空き家を活用してどのようなワークショップが開催されているのでしょうか?
魅力的な事例を3つご紹介します。

①解体ワークショップ

まず初めにご紹介するのは、千葉県松戸市にある空き家の解体ワークショップの事例です。
こちらは2018年に30年近く空き家だった学生向け共同住宅「こけし荘」を再生すべく、解体のワークショップが開催されました。
このプロジェクトは「松戸市空家活用モデル事業」の一環として、松戸市と株式会社まちづクリエイティブが共同でワークショップを開催。
解体ワークショップのテーマは「地域コミュニティ」「国際交流」「社会人と学生」と設定し、参加者のアイデアも取り入れながら空き家再生に挑んでいます。
参加者は千葉大学の学生や学生団体の面々です。
解体ワークショップでは、講師の指示のもと2階建ての古民家の1階部分を改装工事し、完成後はテナントスペースとしてカフェや宿泊所にする予定とのこと。
このように、地域と学生が協力して空き家再生に取り組めるのは素晴らしいですね。

②空き家の施工体験ワークショップ

島根県隠岐の島町でも、地域住民と学生が協力してワークショップをおこない、空き家を再生した事例があります。
こちらも島根県の空き家活用モデル事業として採択されたプロジェクトで、昭和初期に建てられた木造の空き家を移住者向けの宿泊施設に再生しました。
ワークショップでは、古民家の施工体験イベントと称し、建築関係の専門学生が地域の子どもたちと空き家に設置するLED床置き照明器具などを作成。
地域産の材料や建築技術を活用し、地域の住文化も反映するように検討を重ねて改修がおこなわれました。
このように、地域の子どもたちも一緒に地域活性化の拠点となるように空き家再生の施工体験ができるのは魅力的ですね。

③セルフリノベーションワークショップ

岐阜県白川村では、空き家を再生しながら暮らすシェアハウスの取り組みがおこなわれています。
白川村では2015年の春に、村内の空き家をDIYで職につながる施設へとリノベーションするプログラム「セルフリノベーションワークショップ」を実施しました。
このワークショップは移住を促進するためのプロジェクトで、参加者はお試し移住施設のシェアハウスに住みながら空き家のリノベーションを体験できます。
空き家を、レストランやカフェ、シェアハウスなどの施設としてリノベーションし、完成後はオーナーとなる人材も発掘するとのこと。
空き家の再生に取り組みながら職と住まいも確保できるというのは、面白い取り組みですね。

空き家活用でワークショップを開催するには?

では、実際に空き家を活用してワークショップを開催するには、どのようにすれば良いのでしょうか。
最後に、ワークショップの開催手順や成功のポイントを解説します。

ワークショップの開催手順

ワークショップを開催する際は、まずは以下の手順で準備を始めましょう。

●テーマ設定
●参加費用の金額設定
●開催日や時間の決定


まずは、ワークショップのテーマを決めましょう。
空き家を活用したワークショップのテーマで多いのは、DIYなどの「ものづくりワークショップ」や空き家再生のアイデアを話し合う「まちづくりワークショップ」です。
DIYのワークショップの場合は、専門知識を持った講師を呼ぶ必要があるため、最初はハードルが高いでしょう。
そのため、最初は地域住民と交流を深めることができるようなテーマにすることをおすすめします。
次に、参加費用の金額設定をおこないます。
参加費用はワークショップのテーマによって異なり、無料で開催するところもあれば、かかる材料費分を参加費用にするところもあります。
空き家のリノベーションをおこなうワークショップとなると、道具や建築材料などの費用がかかりますが、近年はクラウドファンディングで資金調達をおこなうケースもありますよ。

関連記事:空き家再生の資金が足りないならクラウドファンディングの活用もあり!


ワークショップの開催日時は、より多くの方が参加できるように土日や長期休みの期間にすると良いでしょう。
また、時間は参加者の負担も考えて2~3時間、長くて半日に設定することをおすすめします。

ワークショップを成功させるポイント

空き家を活用してワークショップを成功させるためのポイントは、以下の3つです。

●体験型のワークショップにする
●適切な募集人数にする
●誰かと共同で開催する


前章でもご紹介したとおり、空き家のワークショップは体験型のものが多いです。
講師が一方的に話すだけでは、通常のセミナーと変わらず、ワークショップとはいえません。
また、初めてワークショップを開催する場合は、まずは少人数から始めると良いでしょう。
初めから大人数で開催すると、参加者への気配りが行き届かない可能性があるからです。
個人でワークショップを開催するとなると参加者を集めるのは大変だと感じる場合があるため、複数の主催者と共同で開催するのもおすすめです。
近年は、さまざまな民間団体が空き家再生の取り組み手法としてワークショップを開催しているため、まずは参加してみるのも良いでしょう。

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まとめ

ワークショップの開催は、地域住民と交流するきっかけとなり、空き家再生にも役立ちます。
実際に、空き家の解体やリノベーションのワークショップを開催し、空き家再生に成功した事例もあります。
空き家をお持ちの方は、この記事を参考にぜひ空き家活用をご検討ください。
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