空き家はシロアリに注意!駆除方法や不動産の売却方法を解説

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空き家の管理方法
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空き家はシロアリに注意!駆除方法や不動産の売却方法を解説

空き家を所有していると、定期的に出向いて掃除や換気をしなければならないので大変ですよね。
とくに木造住宅は、シロアリが発生しやすいため注意が必要です。
そこでこの記事では、空き家にシロアリが発生しやすい要因や駆除方法、シロアリ被害のある不動産を売却する方法について解説いたします。
空き家を所有している方は、ぜひ最後までご覧ください。

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空き家はシロアリが発生しやすい?その被害とは

空き家が劣化する要因の一つに「シロアリによる浸食」があります。
とくに木造の空き家は、シロアリを駆除せずに放置し続けると家を支える部分の食害が進み、家屋が倒壊しかねません。
では、なぜ空き家にシロアリが発生しやすいのでしょうか?

シロアリが発生する要因

空き家にシロアリが発生する主な要因は、以下の3つです。

●湿気がこもっている
●家具や衣類が置きっぱなし
●下水管からの侵入


空き家は換気をせずに放置していると、家屋内の空気の入れ替えがおこなわれないため湿気がこもってしまいます。
シロアリは湿気のある木材を好むため、湿気がこもった木造の空き家は格好の餌食です。
また、木製の家具や衣類もシロアリの食害の対象となるため、置きっぱなしにしているとシロアリが発生しやすくなります。
そしてシロアリは、下水管から家屋に侵入してくることが多いです。
日常的に水道を使う住宅であれば水道管は常に水が流れているため、害虫が侵入してくることはありません。
しかし、空き家は水道を使わないため水道管が乾燥し、シロアリなどの害虫が下水から室内の排水口まで上がってきてしまうのです。

シロアリがよく発生する箇所とは

シロアリは、増殖して木材の食害が深刻になる前に、早めに発見して駆除することが大切です。
では、空き家のどの部分がシロアリの被害を受けやすいのか気になりますよね。
主に発生しやすい箇所は、以下のとおりです。

●土台や柱
●壁
●天井


もっともシロアリが発生しやすいのは、土台や柱の部分です。
とくに床下で発生することが多く、気づかないうちに浸食していることも多いのです。
「床にきしみやへこみ、傾きがある」「柱を叩くと空洞があるような音がする」というときはシロアリが浸食している可能性があるため、要注意ですよ。
壁については、壁の内部にある断熱材が被害を受けやすいです。
天井裏は湿気がこもりやすいため、天井部分もシロアリが発生しやすい箇所となります。
壁や天井も一見するとシロアリが発生しているかわかりにくいですが、隙間や穴がないか、叩くと空洞音がしないかを確認すると良いでしょう。

空き家のシロアリ対策と駆除方法

シロアリの発生要因がわかったところで、なるべく被害に遭わないように対策したいところですよね。
また、シロアリがすでに発生している場合はすみやかに駆除をし、被害の拡大を防ぐ必要があります。
シロアリを発生させないための対策と、発生した場合の駆除方法は以下のとおりです。

3つのシロアリ対策

シロアリを予防するには、以下の3つが効果的です。

●侵入経路の点検
●防蟻剤を塗布する
●換気や通水を定期的におこなう


シロアリは、前述のとおり家の隙間や下水管から家屋に侵入してきます。
そのため、換気口や排水口にシロアリの蟻道ができていないか定期的に点検をすることが大切です。
そして、シロアリが発生しやすい箇所に防蟻剤を塗布しておきましょう。
防蟻剤はホームセンターなどでも購入することができ、木材に注入するものや土壌に塗布するものなどさまざまな種類がありますよ。
また、換気や通水を定期的におこなうことで湿気や水道管の乾燥を防ぎ、シロアリが発生しにくい環境を整えることができます。
「遠方に住んでいてなかなか空き家に出向くことができない」という方については、空き家管理サービスがおすすめですよ。
空き家管理サービスとは、所有者の代わりに不動産管理会社やセキュリティー会社などが、空き家を定期的に管理するサービスのことです。
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関連記事:空き家管理サービスってなに?サービスのメリットや費用相場などをご紹介!

3つのシロアリ駆除方法

シロアリがすでに発生している場合は、以下の駆除方法のいずれかを試してみましょう。

●市販の駆除剤を使用し自分で駆除する
●ペストコントロール協会に依頼
●シロアリ駆除の専門業者に依頼


被害がまだ深刻でなければ、ホームセンターやネット通販サイトに売っているシロアリの駆除剤を使って駆除するのが、すぐにできる対処法といえます。
たとえば、毒入りのエサでシロアリを巣ごと撃退できるベイト剤だと、1箱(6個入り)で3,000円~5,000円ほどの金額で購入できます。
自分で駆除するのがむずかしい場合は、ペストコントロール協会やシロアリ専門業者に駆除を依頼するのも良いでしょう。
ペストコントロール協会は全国各地の害虫駆除の専門業者が所属しているため、どこに相談するのが良いか迷う方におすすめです。
シロアリの被害が深刻な場合は、シロアリ駆除の専門業者に依頼すると安心ですが、業者によっては高額な料金がかかる場合もあるためご注意ください。
費用をなるべくかけずに駆除したい場合は、複数社の見積もりを比較して依頼先を決めると良いでしょう。

シロアリ被害がある空き家を売却する方法とは?

所有している空き家がもしシロアリ被害にあった場合、売却して手放すことができるのかどうかも気になりますよね。
結論から申し上げると、シロアリ被害がある空き家でも売却することは可能です。
ただし、シロアリ被害のある家は買主から敬遠されることが多いため、そのままの状態で売却するのはむずかしいです。
シロアリ被害のある空き家の売却方法は、以下の3つです。

①駆除・補修後に売却

シロアリの被害がまだそこまで深刻でなければ、シロアリを駆除し食害があった箇所を補修工事することで売却することができるでしょう。
ただし、不動産会社や買主には売買契約時にシロアリの被害があったことをしっかりと伝えましょう。
何も伝えずに売却した場合、契約時にトラブルに発展する可能性があるため注意が必要です。

②古家付き土地として売却

あえて解体や補修工事をせずに、古家付きの土地として売却することもできます。
古家付き土地として売却することで、買主は古家を修繕して使用するか解体して新たに建物を建築するか選ぶことができます。
ただし、買主に空き家の解体費用や修繕費用を負担してもらう分、ある程度売却価格を値下げする必要はあるでしょう。

③空き家を解体して更地で売却

あまりにもシロアリの被害が深刻な場合は、空き家を解体してから売却したほうが良いでしょう。
解体後の更地であれば、シロアリを気にすることなく売買契約を進めることができます。
ただし、解体費用がかかってしまうのがデメリットです。
このように、空き家にシロアリが発生してしまうと、いざ「売りたい」あるいは「活用したい」と思ったときに、駆除や補修工事、解体に費用がかかってしまいます。
そのため、日頃から空き家にシロアリが発生しないようしっかりと管理・点検することが大切です。

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まとめ

空き家は、湿気がこもりやすく水道管が乾燥することがあるため、シロアリが発生しやすいです。
対策として、日頃から換気や通水をおこなって適切に管理するようにしましょう。
シロアリの被害が深刻になると、いざ空き家を売りたいと思ったときに高い価格で売却するのがむずかしくなってしまいます。
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