空き家管理で重要な雨戸をチェック!防犯に有効な雨戸の種類や注意点とは?

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空き家管理で重要な雨戸をチェック!防犯に有効な雨戸の種類や注意点とは?

遠方に空き家を所有している方は「不法侵入されないか」「空き家に置いてある物が盗まれたりしないか」と、心配ですよね。
そこで、空き家の防犯を強化するために重要となってくるのが雨戸です。
今回は、空き家の防犯となる雨戸の役割や種類、注意点を解説いたします。
ぜひ参考に、ご覧ください。

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空き家の防犯に役立つ?雨戸の役割とは

近年は、風雨を防ぐことができるアルミサッシの窓が普及しているため「そもそも家に雨戸がついていない」という方もいらっしゃるでしょう。
雨戸とは、その名のとおり風雨を防ぐ目的の板戸のことを指します。
古来の日本家屋は開口部が障子だったため、障子だけでは風や雨を防ぐことができませんでした。
そこで風雨を防ぐ目的で広まったのが、分厚い木製の雨戸です。
昔の木製の雨戸は障子の外側に設けられた引き戸が主流でした。
しかし近年は、シャッタータイプや折れ戸タイプなど、さまざまな種類の雨戸があります。
また、雨戸の役割も以下のように増えています。

防犯効果

近年の雨戸は昔と異なり、雨戸自体にも鍵がついています。
そのため、窓と雨戸の両方に鍵をかければ、鍵を開けるのに倍の時間を要することになって、空き巣が窓から侵入しにくくなります。
頑丈な雨戸を設置すれば、窓を割って侵入することもむずかしくなるため、防犯効果は高いでしょう。

防火効果

金属製の雨戸を設置すれば、防火効果も期待できます。
たとえば、隣家が火事になったときに、雨戸があるのとないのとでは燃え移りやすさが変わってくるでしょう。
雨戸のない窓だと、近隣で火災が発生した際に熱で窓ガラスが割れてしまう可能性があります。
窓が割れてしまうと外での火災が室内まで広がってしまうため、防火対策における雨戸の役割は大きいと言えるでしょう。

台風対策

雨戸は、台風の対策にも有効です。
雨戸のない窓ガラスの場合、強風で物が飛んできたときに割れてしまい、風雨が室内にまで侵入する恐れがありますよね。
窓ガラスの外側に頑丈な雨戸を設置していれば、万が一強風で物が飛んできた場合でも被害を最小限に抑えることができるでしょう。
遠方に住んでいると台風の予報が出るたびに、空き家に出向いて対策をするのは大変です。
そこで雨戸を設置して、あらかじめ台風時に備えておけば安心でしょう。

空き家の防犯に有効な雨戸の種類とは?

では実際に、空き家の防犯のために雨戸を設置するには、どのような種類を選べば良いのでしょうか。
雨戸の主な種類と特徴は、以下のとおりです。

①引き戸タイプ

引き戸タイプは、日本建築の家屋によく見られる昔ながらの雨戸です。
窓と同じように横にスライドして開け閉めするため、引き戸タイプの雨戸を設置するには、上下の溝(レール)と戸を収納する戸袋が必要となります。
引き戸タイプの雨戸の本体価格の目安は、1枚あたり2万円からです。

②折れ戸タイプ

折れ戸タイプは、洋室のクローゼットのように真ん中から外側に向かって両開きで半分に折り曲げる仕様の雨戸のことです。
洋風の家によく見られるタイプの雨戸で、畳んで開け閉めできる点が便利です。
引き戸と違って戸袋もいらないため、比較的設置しやすいでしょう。
ただし本体価格の目安は1枚4万円からと、引き戸タイプよりも金額は上がります。

③シャッタータイプ

もっとも防犯効果が高いのはシャッタータイプの雨戸でしょう。
シャッタータイプの雨戸は、蛇腹状になっており上下に開け閉めするタイプのものです。
手動タイプのものと自動タイプのものがあり、自動タイプの雨戸は電動式でボタン一つで開け閉めできるため、お年寄りや子どもでも簡単に開閉することができますよ。
ただし、シャッタータイプの雨戸はほかの種類よりも頑丈なものが多いため、その分価格も少し高くなります。
本体価格の目安としては、手動シャッターが10万円から、自動シャッターが15万円からです。

④ルーバータイプ

近年人気が高まっているのが、ルーバータイプの雨戸です。
ルーバーとは、細長い羽板を平行に隙間を空けて複数枚並べたものの総称です。
ルーバータイプの雨戸は、エコ雨戸や通風雨戸とも呼ばれ、雨戸を閉めていても窓を開けていても、隙間から採光や通風をすることができます。
ルーバータイプは、木製や金属製とさまざまな種類があるため価格相場には幅があります。
本体価格の目安としては、1枚3万円からです。

⑤面格子タイプ

キッチンの窓などによく見られる雨戸と言えば、面格子タイプでしょう。
面格子は、檻のように隙間を空けて細い鉄の棒を並べて外壁に固定するタイプの雨戸です。
開け閉めができないため普通の窓にはなかなか設置できませんが、トイレの窓やキッチンの窓など、小さめの窓に取り付けられていることが多いです。
台風対策や防犯としての効果は高いですが、取り付ける場所は限られるでしょう。
本体価格の目安としては、1万円からとほかの雨戸よりもお安めですよ。

空き家の雨戸の注意点とは?防犯対策をしよう!

最後に、雨戸を設置するにあたっての注意する箇所と防犯対策についてご紹介します。

侵入されやすい窓の箇所

雨戸を新たに設置したいと思ったときは、どこに設置すれば良いのか迷いますよね。
空き巣に侵入されやすい窓は、以下の箇所になります。

●浴室や脱衣所の窓
●トイレの窓
●2階の窓


浴室や脱衣所の窓は、家の裏側などの人目につきにくい場所にあるため、空き巣に侵入されやすい箇所です。
そのため、窓が小さいからと油断しないように気を付けましょう。
また、トイレの窓も同様に外から見えにくい場所にあるため注意が必要です。
トイレの窓は鍵の閉め忘れも多い箇所のため、空き家を点検する際は鍵がしっかりとかかっているか確認しましょう。
さらに、2階にある窓は侵入されないだろうと油断してしまうこともあるでしょう。
2階であっても、はしごや木などから簡単によじ登って侵入することが可能であるため、しっかりと防犯対策をしましょう。

窓の防犯対策

浴室やトイレの窓には、面格子タイプの雨戸がおすすめです。
面格子タイプの雨戸は、しっかりと外壁に固定されており、鉄の棒が格子状に設置されているため、人が入る隙間がありません。
また、面格子タイプの雨戸は取り外す際にそれなりの時間を要するため、防犯効果はとても高いといえるでしょう。
通常の窓や2階の窓には、シャッタータイプがおすすめです。
ステンレス製のものは耐久性や防犯効果が高く、さらに自動で開け閉めできるものだと一括して施錠できるため便利です。
とはいえ、シャッタータイプの雨戸は費用が高めであるため、予算が厳しいという方は鍵付きの通常の雨戸でも良いでしょう。
ただし、雨戸の鍵が壊れている場合だと空き巣に不法侵入されやすくなるためご注意ください。
空き家にもとから雨戸が付いている方は、鍵が壊れていないかをしっかりと確認するようにしましょう。
遠方に住んでいるなどでなかなか空き家の点検に行くことができない方については、空き家管理サービスの活用がおすすめです。

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まとめ

雨戸の設置は風雨を防ぐだけでなく、空き家の防犯にも役立ちます。
すでに、空き家に雨戸が付いている方は、鍵が壊れていないかしっかりと確認するようにしましょう。
また、従来の雨戸をシャッタータイプの雨戸や面格子タイプの雨戸にリフォームすることでさらに防犯効果が高まりますよ。
「空き家に雨戸を設置するだけでは心配」という方については、空き家管理サービスの利用がおすすめです。
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