空き家をDIYして活用しよう!費用やとりまく状況はどうなっている?

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空き家をDIYして活用しよう!費用やとりまく状況はどうなっている?

空き家は、リフォームすれば買い手や借り手が見つかる可能性が高くなります。
しかし、リフォーム費用は高額なため捻出するのは大変ですよね。
そこで今注目されているのが、空き家のDIYです。
この記事では、空き家をDIYするメリットや費用、活用例や活用方法についてご紹介します。

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空き家の活用とDIY①メリットとかかる費用は?

活用されずに物置と化している空き家は、築年数が古い物件がほとんどです。
築年数の古い空き家は老朽化も進んでいるため、その分リフォーム費用は高額になってしまいます。
空き家のリフォームを検討する方のなかには、高いお金をかけてリフォームしても、実際に活用できるようになるのか心配な方もいらっしゃるでしょう。
そこで今注目されているのが、自分でリフォームする「DIY」です。

空き家DIYのメリット

空き家をDIYする大きなメリットは、リフォーム費用を節約できる点です。
空き家をリフォーム業者に依頼した際の費用相場は、部分的におこなうと約10万円~500万円、全面的におこなうと一戸建ての場合で約500万円~2,000万円と高額になります。
リフォーム業者に空き家のリフォームを依頼すると、人件費や諸経費がかかるため、高くなってしまうのです。
その点、空き家を自分でDIYすれば、費用を安く抑えることが可能になります。
また、DIYはすべて自分の好みに仕上げることができる点も魅力です。
最近は、ブログや動画でさまざまなDIYのやり方が解説されているため、それらを参考にしながら空き家のDIYにトライしてみると良いでしょう。

空き家DIYにかかる諸費用

空き家をDIYするときにかかる費用は、主に材料費と工具費、廃棄処分費用です。
DIYで使用できる材料や工具のほとんどは、ホームセンターで手に入れることができます。
床材のフロアタイルやフローリングなどは材料費が高くなりますが、ペンキなどの塗料は数千円で済みます。
DIYする箇所にもよりますが、1か所当たりおおよそ3万円~5万円になるでしょう。
ただし、初心者が空き家をすべてDIYするのには限界があります。
水回りなどの素人ではリフォームがむずかしい箇所については、リフォーム業者に依頼すると良いでしょう。
できるところはDIYをおこない、むずかしい箇所はプロに任せることで質の高いリフォームができますよ。
また、空き家活用のためのリフォームには、補助金が出る自治体もあるため、ぜひ活用しましょう。

関連記事:知っているとお得にリフォームできる!?空き家のための補助金制度

空き家の活用とDIY②空き家DIYの活用例

築年数が古くてくたびれた印象の空き家も、DIYでリフォームすれば美しく生まれ変わるため、賃貸物件として活用できる可能性も高くなります。
さらに、賃貸に出して活用するだけではなく話題のシェアハウスや民泊として活用することもできるでしょう。

空き家DIYの活用例「シェアハウス」

空き家は面積の広い物件が多いこともあり、シェアハウスに最適です。
空き家をシェアハウスとして活用するのであれば、広い部屋を仕切ったり、居心地の良い広々としたリビングを作ったりするDIYをおこなう必要があります。
シェアハウスは一軒貸しとは異なり、部屋に居住するそれぞれの賃借人と契約を結ぶため、家賃収入が安定することも魅力です。
しかし、複数人が一緒に暮らすシェアハウスでは、さまざまなトラブルが発生することも多いため、その都度対応する必要があり管理がとても大変になります。
そのため、シェアハウスとして空き家を活用する際は、手数料はかかりますが管理業者に依頼するのがおすすめです。

空き家DIYの活用例「民泊」

空き家活用では、民泊も注目されています。
民泊とは、個人の自宅や別荘などを有償で貸し出すことです。
民泊は、インターネットの仲介サイトを通じて貸し出しをおこなうのが一般的となっています。
とくに観光地にアクセスしやすいエリアにある空き家は、民泊の需要が高いためおすすめです。
しかし、民泊にはさまざまな規定や法律が絡んでくるため、個人が民泊を経営するのはハードルが高いと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そこで、民泊経営は専門業者に委託するのが一般的です。
民泊は、とくに外国人からの人気が高いため、古い日本家屋の良さを残しながら、住み心地を向上させた古民家風にDIYするのがおすすめですよ。
近年は円安のため、訪日外国人が増えて民泊需要が高まることも期待できるでしょう。

空き家DIYの活用例「古民家カフェ」

空き家をDIYして昔からあこがれていた古民家カフェを経営する方も増えています。
古民家カフェは、外国人観光客だけでなく地域住民の交流の場としても利用されることが多いため、地域活性化にも貢献できるでしょう。
また、カフェ兼ギャラリーや雑貨店など、カフェだけでなく自分の趣味と掛け合わせて経営できるのも魅力的ですね。

空き家の活用とDIY③空き家活用ガイドブック

深刻化する空き家問題を解決するために、国もさまざまな取り組みをおこなっています。
国土交通省は「個人住宅の賃貸活用ガイドブック・空き家を活用するための知恵袋」を作成し、所有者へ空き家の活用を促しています。
このガイドブックには、空き家所有者が知りたい空き家活用についてのポイントがわかりやすく説明されていますよ。
たとえば、空き家を賃貸に出す際に管理会社を活用する方法や定期借家契約、借主負担DIY型賃貸借契約の形態などが紹介されています。
このなかでも、注目を集めている空き家活用方法が「借主負担DIY型賃貸借契約」です。

借主負担DIY型賃貸借契約とは

借主負担DIY型賃貸借契約とは、家賃を相場よりも安く設定し、借主がDIYやリフォームに費用を費やすことができるようになっている賃貸借契約です。
借主は、自分好みに借りた家をDIY・リフォームすることが可能であり、また退去時に元どおりに戻す必要もありません。
貸主は現状のまますぐに貸し出しでき、借主は自分の持ち家のように自由にリフォームすることができるため双方にとってメリットがあります。
さらに、借主は自分のお金で自由にDIYするため、長く居住してくれることが多く、安定的な家賃収入につながりやすいです。
また、借主が退去した後は、借主によってすでにリフォームされているため、賃貸物件としての価値が上がることもあります。
借主にとっても、家賃が安くて自由にリフォームできる賃貸物件は魅力的であり、退去時に原状回復する必要がないのも安心でしょう。

借主負担DIY型賃貸借契約の種類

借主負担DIY型賃貸借契約は、下記のとおり2種類あります。

●現状有姿型:現状のままで不具合なく住むことが可能な賃貸物件
●一部要修繕型:不具合・故障などの修繕が必要な箇所がある賃貸物件


所有する空き家の状態を見て、どちらのタイプを選ぶか検討しましょう。
なお、一部要修繕型は家賃を相場よりもさらに安く設定する必要があります。
一部要修繕型の借主は、自分で修繕が必要な箇所をリフォームや補修をして住むか、不具合を承知のうえでそのままの状態で住むか、選ぶことができます。
「個人住宅の賃貸活用ガイドブック・空き家を活用するための知恵袋」には、このほかにもさまざまな空き家活用の知恵が紹介されています。
空き家所有者は、ぜひ一度目を通してみてください。

この記事も読まれています|空き家を解体して処分したい!空き家の解体のポイントや「空き家解体ローン」についてご紹介

まとめ

空き家問題を解消するためには、空き家を有効活用するのも一つの手です。
空き家をDIYすれば、リフォーム費用を抑えて好きなように活用できますね。
空き家の利活用のために、ご紹介した新しい賃貸借契約である借主負担DIY型での貸し出しも、ぜひご検討ください。
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