現在空き家を所有している人は、空き家の防犯対策における、警備やホームセキュリティーの必要性を考えましょう。
誰も住んでいない住宅の防犯には、ホームセキュリティー会社など、プロへの依頼が効果的と言われています。
犯罪被害に遭いたくないなら、警備会社を防犯対策の手段として検討するかもしれませんね。
今回は空き家の防犯対策について、ホームセキュリティーをどのように利用すれば良いのかご紹介します。
誰も住んでいない住宅を所有している方は、防犯対策の検討材料としてぜひ活用してくださいね。
▼空き家の警備やホームセキュリティーは必要?空き巣対策に必須でない理由
空き家の警備やホームセキュリティーは、空き巣対策に有効ではあるものの、「どんな空き家でも必須」ではありません。
建物や所有者の状況によって、依頼するか考える必要がありますよ。
たとえば、老朽化がかなり進んでいたり解体したりする予定の家に、お金をかけて警備する必要は薄いといえます。
一方、家や家財に価値があり、窓を壊されたりモノを盗まれたりされたくないなら、犯罪が起こる前の対策が必要です。
所有している空き家が後者なら、空き巣の侵入などを防ぐ手段として、ホームセキュリティーを導入する価値があります。
しかし注意していただきたいのは、ホームセキュリティーを導入することで、かえって空き巣に狙われる場合があるかもしれないことです。
ホームセキュリティーを導入している家には、玄関ドアなどにステッカーが貼られていることが多いですが、空き巣の中にはそれを目印にして侵入する家を決めるケースがあります!
そのためセキュリティー会社を利用するのであれば、その効果を最大限発揮できるように活用しましょう。
▼空き家の警備やホームセキュリティーは必要?導入を検討した方が良いケース
空き家に警備やホームセキュリティーを導入した方が良いケースは、家や家財の資産価値が高く、所有者が遠方に住んでいてすぐに駆けつけられない状況です。
・家や家財に資産価値がある
先ほど少しお話ししましたが、家や家財などに資産価値がある場合、破損されたり盗まれたりするととても困りますよね。
将来住むつもりの家に誰かが侵入した過去は、精神的にも気持ちの良いものではありません。
また、侵入のために窓を割られたり、玄関のカギを壊されたりすると修理費用が無駄にかかります。
空き家の場合、家や家財が何かしら被害を受けたときに補償してもらえる保険に加入していないケースが考えられるので、よく注意しなくてはなりません。
売却を検討している場合も同様で、空き巣被害に遭った過去がある空き家は、購入予定者が契約に難を示すケースが考えられます。
建物が破損されれば、販売にあたって修繕が必要になるので、予定外の出費がかかりますよ。
今後も家の活用を検討するのであれば、ホームセキュリティーを導入した方が良いでしょう。
・所有者が遠方に住んでいる
空き家と所有者の自宅までの距離が遠く、万が一のことが起きてもすぐ駆けつけられない状況も、ホームセキュリティーの導入をおすすめするケースです。
自分で日常的に防犯チェックできる環境でなければ、犯罪被害にすら気付かないケースも考えられます。
最悪の場合は、所有する空き家だけでなく近隣の家や住民にも被害が及んでしまうかもしれません!
そのような危険を排除するためには、警備のプロに依頼する方が安心です。
なお、自分で取り付けできるホームセキュリティーにも、携帯やパソコンと連携させて異変を連絡するシステムがありますが、遠方にいては迅速に駆けつけられません。
その点、警備会社に依頼していれば、自分の代わりに現場となる空き家へ駆けつけてもらえます。
人の気配がすることを空き巣は嫌うため、誰かがいち早く現場へ向かうことは、防犯に大きな効果をもたらすので、ホームセキュリティーを導入した方が良いでしょう。
なお、空き家にホームセキュリティーを導入する場合の費用は、契約する警備会社や選択するプランなどによって異なります。
目安として、以下のページをご参照ください。
▼空き家の警備やホームセキュリティーは必要?オプションプランで管理も依頼
空き家の警備やホームセキュリティーを導入するなら、住宅管理のオプションプランも検討しましょう。
ホームセキュリティーを導入する家であれば、犯罪被害だけでなく、建物の老朽化を軽減させるための管理依頼もおすすめです。
誰も住まない家は、驚くようなスピードで劣化していくので、資産価値を保つためにも最低限の管理が必要になります。
警備会社によっては、ホームセキュリティーに加入すると、家の管理や維持のオプションを選択できるものもありますよ。
月に一回、家の空気を流してくれる通気や、水道管の傷みを防いでくれる通水などをしてもらえます。
郵便物のチェックもしてもらえば、防犯効果がさらに高まるといえるでしょう。
▼まとめ
空き家の警備会社によるホームセキュリティーの導入は、必須ではありません。
ただし、家の資産価値や今後の活用予定によっては、防犯対策をプロに依頼する方がおすすめのケースもあります。
状況に応じた対策が最も効率的になるので、まずは空き家のプロに相談すると良いでしょう。
全国空き家管理ナビでは、空き家の管理や防犯対策などの相談を受け付けている事業者が検索できます。