空き家管理サービスとは?仕組みや点検内容を確認しよう!

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空き家の管理方法
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空き家管理サービスとは?仕組みや点検内容を確認しよう!

空き家管理サービスとは、所有者の代わりに空き家を管理するサービスのことを指し、家や庭の基本的な手入れをするだけでなく、空き家の様子もレポートするため、遠方に住んでいる方でも安心して管理を任せられます。
空き家は放置すればするほど問題が発生しやすく「特定空家」に指定されると、最終的には行政執行の対象になってしまう恐れもあります。


関連記事:特定空き家ってなに?国が定めたガイドラインの内容をご紹介します!

そこで今回は、空き家を所有している方や将来相続する予定の方に向けて、一般的な空き家管理サービスの仕組みや点検内容を解説します。
ぜひ、参考までにご覧ください。

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空き家管理サービスとは?需要が増加している?

前述のとおり、空き家管理サービスとは、所有者の代わりに有料で空き家を定期的に管理するサービスのことです。
人が住まない空き家は、定期的に換気や通水をおこなわないと、家屋の傷みが早まったり、悪臭を放ったりします。
また、放置したままの空き家は老朽化して資産価値を落とすだけでなく、近隣住民とトラブルになる可能性があります。
たとえば、老朽化した屋根が剥がれ落ちたことで通行人に被害を与えてしまった場合、空き家の持ち主は訴えられて賠償金を請求される可能性が高いです。
不法侵入されたり、知らないうちに犯罪に利用されたりするケースもあります。
そのため、トラブル回避のためにも所有者は空き家を適切に管理する必要があります。
とはいえ、空き家を定期的に管理するのがむずかしい方も多くいらっしゃるでしょう。
たとえば、核家族の世帯が多い昨今は、都会で暮らす方が遠方の実家を相続するケースが増えています。
実家の空き家までの移動時間が長いと、物理的に定期的な管理を自分でおこなうのはむずかしく、かといって放置しておくわけにもいかないですよね。
このような相続などによる空き家増加の社会問題を背景に、近年は空き家管理サービスの需要が高まっています。
そのほか、所有者に管理の必要性を認知させる取り組みが盛んになっていることも、需要増加の一因でしょう。
実際に、日本全国の各自治体は空き家所有者に管理を促す啓発活動をおこなったり、相談窓口を設けたりしています。
ちなみに、全国空き家管理ナビでは、日本全国の空き家管理を代行する不動産会社を検索することができます。
あなたがお住まいの地域や所有する空き家がある地域で空き家管理サービスを探している方は、ぜひご利用ください。

空き家管理サービスの点検内容やレポート方法とは?

続いては、空き家管理サービスの点検内容やレポート方法を解説いたします。

点検内容

空き家管理サービスの点検内容は取り扱っている会社によっても異なりますが、一般的には以下のとおりです。

●郵便物の確認
●室内の換気
●水回りの通水
●簡単な清掃
●庭の草木・建物外部のチェック


おおむね上記のような作業を月1回3,000円~1万円程度で請け負っています。
所要時間の目安は、1回あたり30分~60分です。
また、上記以外にも追加料金でオプションを付けることもできます。
たとえば、空き家管理サービスを不動産会社に依頼した場合、点検時に不具合のある箇所が見つかったときは修理を手配したり、空き家を誰かに貸すときは大家業を代行したりなどのオプションがあります。
ちなみに、空き家管理サービスを取り扱っている事業主体は以下のとおりです。

●土木・建設・剪定業者
●不動産業者
●維持管理業者
●その他業者(便利屋等)
●NPO 法人


事業主体によっても業務内容が異なるため、利用する際は事前にサービス内容を確認しましょう。
不動産業者であれば、ご紹介した点検内容を取り扱っている会社が多いですよ。

レポート方法

空き家管理サービスは、管理状況を記載したレポートも受け取れるので、状況を把握しやすく、安心感があります。
空き家管理のレポート方法は点検項目の結果を記載するだけでなく、画像や動画で確認する方法もあります。
紙のレポートが送達されるだけではなく、Web上で細やかにチェックできるのは便利ですね。
業者にもよりますが、一般的には依頼先のホームページにある依頼者専用のマイページにアクセスすれば、いつでも家の管理状況をチェックできますよ。
巡回した当日の様子を動画で確認することもできるため、依頼者にとっても安心ですね。
Web上で確認できるサービスであれば、所有者の住んでいる場所が遠方や海外であっても、空き家の状況をいつでも確認できます。
管理内容だけでなくレポート方法も業者によって特色があるため、さまざまな方向からご自身に合った業者を選択すると良いでしょう。
空き家管理サービスをどの業者にしようか迷っている方は、ぜひ当ホームページの「全国空き家管理ナビ」をご利用ください。
完全無料で簡単にお近くの空き家対策のプロを検索することができますよ。

空き家管理サービスの具体例とは?

では実際に空き家管理サービスを利用すると、どのようなサービスを受けられるのか具体例を見ていきましょう。

点検サービスの具体例

庭の草木や建物外部をチェックすると聞いても、具体的にどの部分を点検するのか気になるのではないでしょうか。
具体的な点検箇所は以下のとおりです。

●窓やドアなど、開口部の破損や劣化の確認
●玄関やベランダの破損や劣化、いたずらの有無
●水回りのカビの確認
●雑草の伸び具合の確認
●外構、駐車場の破損の有無


窓やドアなどの開口部が破損していたり劣化していたりすると、不法侵入や雨漏りのおそれがあるため、こまめに点検します。
玄関やベランダも同様に重要な点検箇所です。
水回りはカビが発生すると悪臭や傷みの原因となるため、点検と通水は欠かせません。
雑草も伸びていると剪定の必要があるため、定期的な点検が必要です。
外構や駐車場などの建物外部も細かくチェックしてくれますよ。

清掃サービスの具体例

では次に、清掃はどのようにおこなわれるのでしょうか。
清掃サービスの内容は以下のとおりです。

●床のモップがけまたは掃除機がけ
●トイレ便器の内部洗浄
●玄関のたたきとベランダの掃き掃除


会社によっては、内部と外部の清掃作業を分けてプランを設定しているケースもありますよ。
また、外部点検と内部点検の管理を合わせて月2回巡回するようなプランもあります。
いずれのプランでも基本的に作業後のレポートを含んでいるため、定期的に空き家の状況が把握できますよ。
自然災害が多発する近年においては、災害時の無料巡回が付随しているプランもあります。
もちろん、空き家管理サービス業者によって管理内容は異なるため、数社を比較検討すると良いでしょう。
空き家管理ナビでは、空き家情報を入力いただくと情報にマッチした複数の不動産管理会社から連絡が届くようになっています。
複数の不動産管理会社のサービスを比較検討することもできるため、ぜひお気軽にご利用ください。

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まとめ

今回は、空き家を所有している方や将来相続する予定の方に向けて、一般的な空き家管理サービスの仕組みや点検内容を解説いたしました。
空き家管理サービスとは、所有者の代わりに有料で空き家を定期的に管理するサービスのことです。
空き家管理サービスを利用すると、空き家の定期的な換気・通水や建物内部と外部の点検をおこなってくれます。
空き家は長期にわたり放置していると、空家対策特別措置法により行政指導を受けたりペナルティーを課されたりする可能性があります。
そのため、遠方にいるなどで空き家管理がむずかしい方は、空き家管理サービスがおすすめです。
全国空き家管理ナビでは、空き家管理に関するご相談を受け付けている不動産管理会社を検索できます。
今空き家管理でお困りの方は、ぜひ全国空き家管理ナビを利用して、自分に合う専門業者を探して相談しましょう!
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