空き家バンクに登録するとできることとは?空き家バンク利用のメリットもご紹介!

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空き家活用
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空き家バンクに登録するとできることとは?空き家バンク利用のメリットもご紹介!

空き家バンクを利用して空き家を活用する動きが全国的に広まっています。
誰も住んでいない住宅の管理に困って売却や賃貸を考えるものの、個人の力だけでは前に進めづらいものですよね。
そこで活用できるのが、「借り手や買い手」と「貸し手や売り手」をマッチングさせる空き家バンクです!
今回は、空き家バンクの利用方法について解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね!

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空き家バンク利用には登録が必要

空き家バンクを利用するには、まず各自治体にて登録が必要です。
自治体のホームページで必要書類などの確認をし、専用窓口で提出しましょう。
申請を終えると担当者による建物のチェックがあり、登録に支障がなければ、建物の査定などの意見交換がおこなわれ、すべての条件を満たした段階で空き家バンクに登録が決まります。
最終的に「登録完了証書」の発行を受ければ晴れて登録完了です!

空き家バンクの利用で公開される情報

空き家バンクの利用で公開される情報は、基本的には一般の賃貸や売却物件と変わりません。
主な公開情報は以下を参考にしてくださいね。

●空き家バンクの登録番号
●売却か賃貸か
●所在地(番地掲載はなし)
●売却または賃貸価格
●物件の概要
●物件の位置図、間取りや敷地の図面
●現地の写真


登録時に第三者により査定があり、相場価格を案内してもらえますが、売却や賃貸の価格は所有者の希望が反映されます。
好きな価格を決定できますが、相場とかけ離れた金額にしてしまうと買い手や借り手が見つかりにくくなります。
購入もしくは賃貸希望者が現れたら価格交渉のやり取りをしたり、希望者がなかなか見つからなければ価格を見直したりする必要があるので、最初の価格は希望より少し高めに設定すると良いでしょう。
また、家の概要には建物の内容だけでなく、周辺環境についてアピールできることを記載します。
食いついてもらえる内容を盛り込めば、空き家バンクの利用価値がさらに上がるかもしれませんね。

空き家バンクの利用でできること

空き家バンクの利用でできることは、利用者と所有者のマッチング推進による住宅の有効活用です。

●サイトでの情報発信
田舎における空き家は利用者を見つけることが難しいので、インターネットにて全国的に情報を発信できる空き家バンクの存在は大きいでしょう。
一個人で売却や賃貸の募集をかけたところで、買い手や借り手を見つけるどころか、周知させることがまず困難です。
その点、空き家バンクなら全国各地へ不動産の存在をアピールできるので、利用希望者の目に留まる可能性が高くなります。
ライフスタイルが多様となった近年は、都会から田舎への移住ニーズがありますので、空き家バンクをチェックしている方に所有の物件がヒットするかもしれませんよ。
なんとなく空き物件を所有していたり、管理に困ったりしているのであれば、登録して不動産活用をするのもよいでしょう。

●空き家バンクの運営先は?
空き家バンクの運営主体は、各自治体です。
民間事業者が運営する全国版の空き家バンクもありますが、それらに掲載されている物件情報は全て自治体運営の空き家バンクがもとになっています。
そのため、空き家バンクへの登録に興味がある人は、所有物件がある自治体のサイトをまずはチェックしてみましょう。

空き家バンクの利用でできないこと

空き家の有効利用に便利な空き家バンクですが、なんでもOKというわけではありません。
場合によっては利用できないこともあるので、事前にチェックしておきましょう。

基準を満たさなければ登録できない

空き家バンクは、空き家であればどんな物件でも登録できるわけではありません。
大前提となる条件は以下の2つです。

●賃貸や売買、別荘などに利用されていない
●民間の不動産サイトに掲載されていない


また、老朽化が激しい場合には自治体の基準によっては登録を断られ、売却や賃貸の手前ではじかれるので注意が必要です。

行政による仲介はナシ

空き家バンクの運営や登録可否の判断は自治体がおこなっているため、利用者が現れた際の交渉も行政が取り持ってくれると思っている人もいるかもしれません。
しかし、行政の役割はあくまで当事者のマッチングまでで、それ以降買い手や借り手とのさまざまな交渉は、所有者が直接おこなわなければなりません。
トラブルが起こらないよう慎重に交渉や契約を進める必要があるので、慣れていないと大きな負担がかかるため注意しましょう。

空き家バンクに登録するメリットとは?

最後に、空き家バンクにご所有の空き家物件を登録するメリットについてご解説しましょう。
ご所有の空き家を利活用したい場合に空き家バンクに物件を登録するメリットとして、まず挙げられるのは、不動産会社を通した場合と比べて登録料などの費用がかからない点です。
不動産仲介業者などを通して、中古物件の情報を公開する場合には登録手数料がかかりますし、物件取引の段階では仲介手数料がかかります。
一方、空き家バンクを利用した場合には、無料で空き家に関する情報を公開することができます。
また、空き家バンクを運営する自治体によっては、物件取引の段階でも不動産会社の仲介を必須としないケースもあります。
不動産取引の仲介手数料は売却価格に応じた上限が定められており、たとえば1000万円の物件であれば、およそ36万円の仲介手数料がかかることになります。
不動産仲介業者の介入を必須としない空き家バンクの場合には、情報を公開するための登録料のほかに、仲介手数料を払わずに物件取引をおこなうことも可能となります。
ただし、不動産仲介業者が介入しない場合、所有者と利活用希望者との直接取引となりますので、その点には注意が必要です。
空き家バンクにお持ちの物件を登録するメリットには、物件の所有者と利活用希望者の双方が自治体の補助金制度を利用できる点もあります。
空き家バンクは、空き家対策の一環として自治体が運営する制度ですので、空き家の利活用を促進するために、空き家バンクを利用した場合に補助金や助成金を支給する自治体が多くあります。
空き家の所有者側が利用できる補助金の例としては、空き家にある家財道具などの処分費用や空き家を除去して土地を売却する場合の空き家の除去費用などの一部を助成する制度などがあります。
また、空き家バンクに登録された物件の利活用希望者に対してリフォームや購入、引越しにかかる費用を助成する自治体もあります。
こうした補助金制度を利用すれば、物件購入や賃貸契約の初期費用を抑えることができるため、空き家の利活用希望者にとっても、空き家バンクは物件探しの際に利用したい制度です。
このため、空き家バンクに登録した物件には、買い手や借り手が付きやすい傾向があるのです。

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まとめ

空き家バンクをうまく利用すれば、空き家活用に効果を発揮できそうです。
利用者を比較的手間なく探し出せるのは大きな魅力といえるでしょう。
一方で、賃貸や売買の負担が大きいポイントである交渉を自身でせねばならず、利用者とトラブルにならないよう注意しなくてはなりません。
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