空き家を別荘として活用できる!?地域活性化にもつながる利用方法とは?

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空き家活用
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貸別荘として活用している空き家


空き家の活用方法の中には別荘という選択肢があり、別荘を地域活性化の拠点にすべく事業に取り組む団体がいます。

活用法といえば賃貸や売却に目が向きがちですが、空き家には多様な活用法があり、問題とされる空き家に価値を見出せば、活用の幅はまだまだ広がりそうです。

今回は、別荘やバケーションレンタルで空き家を有効活用している、2つの事業者の取り組みをご紹介します!




▼空き家の共同別荘化で地域活性化をはかるハンモサーフィン協会


ハンモサーフィン協会は、空き家を共同別荘にして古い住宅を甦らせ、安く貸し出す取り組みで地域の活性化をはかっています。

主体となって手掛けているのは、ゲストハウスを運営するオーナーです。

共同別荘は四国を中心に10か所の拠点があり、会員になって年会費を払えば無料でいつでも何度でも利用できるそうですよ!

 

なお、年会費は下記の通りです。

 

・一般会員:48,000円(税別)

・特別会員:12万円(税別)

 

特別会員は単なる宿泊だけでなく、共同別荘において事業も起こせるので、起業を目指す人が挑戦できる場としてもピッタリですね。

年間12万円で開業できるとなれば、起業の腕試しをしたい人のニーズに空き家がハマるのではないでしょうか?

一般会員の方は、年間5万円弱でハンモサーフィン協会の共同別荘に自由気ままに宿泊できるので、こちらもお得感が大きいです。

会員同士で空き家のリノベーションに関われるので、DIY好きにはたまらないかもしれません。




ハンモサーフィン協会による空き家の別荘活用法


徳島県三好市東祖谷

ハンモサーフィン協会の拠点に、徳島県三好市東祖谷の「なこち」があります。

三好市の東祖谷は、秘境と呼ばれる知る人ぞ知る集落で、重要伝統的建造物群保存地区です。

なこちでは、空き家のオーナーが地元案内してくれるツアーを開催しており、秘境地の奥深い東祖谷に参加者が約30人も集まったそうですよ!

人口の少ない集落にニッチな需要を見出し、人を集めた空き家活用が地域活性化につながっている良い例でしょう。

 

高知県越知町堂林

高知県越知町には「ハンザキ」という別荘があります。

平屋の趣深いハンザキの目の前はなんと滝!

田舎で数日のんびり過ごしながら、マイナスイオンを浴びていたい方にぴったりです。

ハンモサーフィン協会は格安で借りる代わりに、水回りをDIYで修繕し、空き家管理をしています。

別荘にてバーベキュー大会が開催され、地元の人と交流を深めたそうですよ。




▼貸別荘で空き家活用するSTAYCATINの活動内容


STAYCATION(ステイケイション)は、空き家を貸別荘にしてバケーションレンタル業を行う会社です。

この事業を始めたきっかけは、神奈川県鎌倉市における空き家問題に注目したことでした。

その後、別荘建築などを手掛けていた手腕を活かして既存住宅の活用を行っています。

バケーションレンタルは欧米では一般的な考え方で、貸し切った一軒家などで休日をのんびり過ごすために利用される期間限定の貸家です。

このバケーションレンタルを気軽に1日貸しする方法で、多くの空き家を甦らせていますよ。




▼STAYCATINの空き家別荘で憧れのエリア滞在体験!


STAYCATINの空き家別荘は、北海道から沖縄、さらにはハワイまで含めて83件の貸別荘を展開しています(物件数は2019220日時点の情報です)。

 

北海道石狩郡当別町

Sweden House 当別」は、スウェーデンをイメージした建物です。

冬は辺り一面が真っ白な雪で覆われ、屋内ではそんな景色を眺めながらペレットストーブを焚いて過ごすことができるそうで、まるで本当に北欧へ旅行に来たような雰囲気を味わえますよ。

 

長野県伊那市

Village Inaは、オーナーさんが自らリフォームしたという古民家の空き家別荘です。

木を活かして作られた大きなダイニングテーブルとベンチシート、大人数で寝転がってもゆとりがあるくらい広い和室など、古民家ならではの魅力を存分に感じられるでしょう。




▼空き家を別荘として上手く利用するなら不動産会社に依頼しよう


これまで紹介した空き家別荘は、どちらも不動産のプロが携わることで成功を収めています。

DIYや空き家の管理は個人でも行うことができますが、人に別荘として使ってもらうために必要な修繕や経営方法の習得まで全て行うことは、かなり難しいでしょう。

また別荘として貸し出すということは、旅館業法など宿泊に関する法律の知識も知らなくてはいけません。

 

そこで空き家管理を行っている不動産会社の力を借りることで、オーナーさんは負担を軽減して別荘運営を行うことができるんです!

きちんとした宿泊施設として利用するために必要なノウハウを持っている不動産会社がパートナーになることが、空き家を別荘として有効活用する一番の近道と言えるでしょう。




▼まとめ


空き家を別荘にする活用法は、別荘はリゾート地にあるべきものという概念をもっていては辿りつけません。

柔軟な思考で時代に合ったニーズを敏感にとらえていけば、お荷物と思っていた空き家を有効活用できます。

現在空き家を所有しているけど、売却でも賃貸でもない方法で有効活用できないかなとお考えなら、ぜひ別荘にしてみてはいかがでしょうか。

 

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気になる人はぜひご利用ください。

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